アメリカ生まれの球技で、世界で最も人気のあるスポーツのひとつ。オリンピックの舞台に登場したのは1904年セントルイス大会で公開競技として実施され、その後1936年ベルリン大会から正式競技に。プロの参加が進む流れの中で、1992年バルセロナ大会で初めてアメリカNBAのスター選手たちによるドリームチームが結成され貫禄の優勝。これ以降、アメリカは2004年アテネ大会を除きすべて金メダルを獲得。近年はNBAで活躍する選手たちが出身地の代表としてプレーするケースが増えた。女子は1976年モントリオール大会から正式種目になり、前回東京大会で日本は銀メダルの快挙に沸いた。1チーム5人のプレーヤーが15m×28mのコートの中で激しく動き回り、3.05mの高さにあるリングをめがけて得点を狙う。スリーポイントラインより外側で打ったシュートが決まれば3得点が入る。一気に試合を動かすときは、このスリーポイントシュートの成功が必須。オリンピックの舞台に立てるのは男女それぞれ12チームに限定。出場権を得るため厳しい地区予選が待ち受ける。