プロ野球、日本ハムの新庄剛志監督が来シーズンも指揮を執ることが決まりました。新庄監督は会見で「来年もことしのような成績であれば、ユニフォームを脱ぐ覚悟で、選手を成長させながら戦っていきたい」と意気込みを話しました。

日本ハムは27日、エスコンフィールド北海道で、新庄監督や井川伸久球団オーナーらが出席して記者会見を開き、新庄監督が来シーズンも指揮を執ることを発表しました。

日本ハムは今シーズン、新球場が開業し、新庄監督は開幕前「日本一を目指す」と宣言しましたが、チームはここまで137試合を終えて、負け越し「20」で最下位に低迷し、5年連続の4位以下が決まっています。

低迷が続くなかで、新庄監督に3年目の指揮を要請した理由について、井川オーナーは「個々の選手の潜在能力や意欲を引き出し、成長を促してくれた。ファンを大切にする立ち振る舞いもファイターズの活動指針に沿うもので、期待が揺らぐことはなかった」と説明しました。

契約は来シーズン終了までの1年となっています。

新庄監督は「この世界は結果がすべてなので、来年もことしのような成績であれば、ユニフォームを脱ぐ覚悟で、選手を成長させながら戦っていきたい」と話し、就任3年目で結果を出すことを誓いました。

そのうえで「優勝させることはもちろんだが、勝ち続けるためのチームの土台づくりと、ファンに野球の楽しさを伝えることが使命なので、どんどん自分を出しながら、『新庄剛志はこのままでは終わらないぞ』と『奇跡を起こす人間だ』というところ見せつけたい」と意気込みを示しました。