宮崎市で行われているオリックスのキャンプは3日目。3月のWBC＝ワールド・ベースボール・クラシックの代表に選ばれている宇田川優希投手は、2日に続きブルペンに入り「滑りやすい」と話す、WBCの公式球に慣れようと、握りなどを確認しながら投げ込んでいました。

オリックスの3年目の宇田川投手は、昨シーズン途中に育成選手から支配下登録選手に昇格し、150キロ台後半の力強いストレートと落差の大きいフォークボールを武器に、チームの26年ぶりの日本一に大きく貢献し、WBCの日本代表にも選ばれました。

宮崎市でのキャンプ3日目の3日、宇田川投手は2日に続きブルペンに入りました。

宇田川投手は「滑りやすい」と話す、WBCの公式球に慣れようと同学年でエースの山本由伸投手に、ストレートの握りなどのアドバイスをもらったということで、まだ制球がばらつく場面が見られましたが、1球1球、握りや球筋を確認して試行錯誤している様子でした。

宇田川投手は「WBCのボールで自分が納得できる球が投げられていないので、まずは慣れたい。自分の武器である力強いストレートを完璧に投げられるようにしたいし、フォークボールのコントロールをもっとよくしたい」と話していました。

宇田川投手は練習後には同じくWBCの代表に選ばれている宮城大弥投手とともに豆まきを行い「世界一」、「日本一」と声をそろえながら日本代表と、オリックスの必勝を祈願していました。