サッカー 今季で現役引退の槙野智章 “選手を輝かせる監督に”
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2022年12月26日(月) 午後4:57
今シーズンでの現役引退を発表したサッカー元日本代表で、J1ヴィッセル神戸の槙野智章選手が記者会見し、「主役である選手たちを最高に輝かせることができる監督になりたい」と、今後の目標を話しました。
35歳の槙野選手は、J1で通算415試合に出場し、日本代表でも2018年のワールドカップロシア大会に出場するなど、活躍したディフェンダーです。
25日に今シーズンでの現役引退を発表し、26日午後、ヴィッセルのホーム、ノエビアスタジアム神戸で記者会見を開きました。
会見は槙野選手が、「これまでにないものにしたい」と、みずから作成した資料を画面に映しながら、引退の理由や今後の目標を説明する異例の形で行われました。
この中で、引退を決めた理由について、「『槙野劇場』を起こすことができなかった」としたうえで、「1年前、浦和レッズからヴィッセルに移籍したときから、自分の現役生活の最後になるのではという思いはあった。ことし1年間、サポーターに求められている姿を見せられず、自分が次のステージで何がやりたいか見つかったことで引退を決めた」と説明しました。
そして、今後の目標については、「主役である選手たちを、最高に輝かせることができる監督になりたい。ワールドカップで日本中が盛り上がったが、4年に一度で終わらせることなく、日本にサッカー文化を根付かせ、カテゴリーにこだわらず、見に行きたいと思ってもらえるチームをつくることができる監督を目指したい」と話していました。
会見には、槙野選手の妻で女優の高梨臨さんも訪れ、花束を贈るなどして、17年間の現役生活をねぎらっていました。