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プロ野球 きょう「現役ドラフト」初めて開催

野球 2022年12月9日(金) 午前7:29
プロ野球 きょう「現役ドラフト」初めて開催

プロ野球で出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するため、各球団がリストアップした現役選手をほかの球団が指名して移籍できるようにする「現役ドラフト」が9日、初めて行われます。


「現役ドラフト」は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させることで、新たな活躍の場を与えようと初めて導入された制度で、各球団がリストアップした現役選手をほかの球団が指名することで移籍できるようにします。

具体的には各球団が来シーズン契約を結ぶ見込みの保留選手名簿の中から2人以上をリストアップします。

リストアップされた選手は事前にNPB=日本野球機構を通じてほかの球団に示され、当日、各球団はリストをもとに獲得を希望する選手を現役ドラフト会議の議長に伝えます。

それを集計し、他球団からの指名が一番多かった選手の所属する球団が最初に指名できます。

そして選手を指名された球団は、次に指名する権利を得られる仕組みとなっていて、原則としてこの流れを繰り返します。

新人のドラフト会議のように入札形式は取られないため、指名選手は競合しません。

2巡目は希望した球団だけで行われ、1巡目と逆の順番で進みます。

どの球団も必ず1人が出て、1人が入る仕組みになっています。

外国人選手、複数年契約を結んでいる選手、FA=フリーエージェントの権利を持っている選手と、過去に行使した選手、育成選手などはリストアップの対象外です。

また年俸5000万円以上の選手は対象外ですが、1人に限って5000万円以上1億円未満の選手をリストアップできます。

初めての「現役ドラフト」は非公開で、9日の午後1時からオンラインで行われ、移籍が成立した選手のみ公表されることになっています。


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