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ワールドカップ 日本 ベスト16 国内外で健闘たたえる声

サッカー 2022年12月6日(火) 午後2:49
ワールドカップ 日本 ベスト16 国内外で健闘たたえる声

サッカーワールドカップカタール大会、日本は決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチアと対戦し、ペナルティーキック戦の末に敗れ、ベスト16で大会を終えました。

しかし、日本は1次リーグで優勝経験のあるドイツやスペインにいずれも2対1で逆転勝ち、国内外で選手たちの健闘をたたえる声が聞かれています。

森保監督とキャプテン 吉田麻也の地元 長崎市では


森保一監督とキャプテンの吉田麻也選手の地元、長崎市ではパブリック・ビューイングが開催され、地元の人たちが大きな声援を送りました。

試合は同点のまま延長戦でも決着がつかずペナルティーキック戦に入り、日本は2人が失敗する窮地の中、4人目に吉田選手が登場するとひときわ大きな声援が送られました。

しかし、吉田選手のシュートが止められると頭を抱えて悔しがる人たちの姿が見られました。

そして日本の敗戦が決まると会場の人たちは温かい拍手でこれまでの健闘をたたえていました。


「吉田 日本を代表するキャプテンになった」


吉田選手の後援会の会長を務める横田祐治さんは「吉田選手は日本を代表するキャプテンになったと思いました。最後は本人も悔しかったと思います。『おつかれさまでした』、『よく頑張った』と声をかけてあげたいです。長崎に戻ったときはねぎらってあげたいです。会ったときに涙が出るのではないかと思うくらい感動しました」と話していました。


「国民みんなを元気づけてくれた」


長崎市出身の森保一監督の幼なじみで愛称の「ぽいち」という店名のスポーツバーを経営する樋口紀彦さんは「強豪国のドイツとスペインを破り日本も強いぞと示してくれたし国民みんなを元気づけてくれたのでよかったです。少し休んでまた日本のサッカーのために頑張ってほしいと思います。お疲れ様でしたと声をかけてあげたいです」と話していました。


三笘と田中 母校や地元 川崎市でも活躍たたえる声


三笘薫選手と田中碧選手の地元、川崎市の母校や商店会でも2人の活躍をたたえる声などが聞かれました。


サッカー指導携わった教諭「もっと活躍見たかった」


2人の小学校時代のサッカーの指導に携わった川崎市の高校の森谷周平教諭は「彼らは小学生のときから世界を目指すことを口にしていて、だから今の彼らがあると思います。すごく活躍してくれましたが、できればもっと試合を続けて活躍する姿を見ていたかったのが正直な思いです」と話していました。


三笘の同級生の教諭「最後の1ミリまで頑張る大切さを生徒に」


三笘選手の同級生の荒木優花教諭は「同級生が世界の舞台で活躍する姿を見るのは初めてで、毎日エネルギーをもらってました。クロアチア戦の試合後の涙は知っている人だからこそ胸が苦しかったです」と話しました。

また日本対スペインの試合で、三笘選手がゴールラインを越えそうになったボールをぎりぎりで折り返し、田中碧選手の勝ち越しゴールにつなげたことを受けて、「次のワールドカップでまた活躍してほしいですし、これから三笘選手が教えてくれた最後の1ミリまで頑張る大切さを生徒に伝えていきたいです」と話していました。


母校では児童たちも応援


三笘薫選手と田中碧選手の母校、川崎市の鷺沼小学校では、廊下には決勝トーナメントへの進出が決まったあとに児童たちが選手に向けて書いた「クロアチア戦でも勝ってください」とか「めざせ優勝!!」といったメッセージが飾られていました。



小林美代校長は「三笘選手の惜しいシュートなどもあったので、本当に残念だなと思いますが、選手の皆さんが全力を尽くした結果なので、また前へ前へ向かっていってくれればいいのかなと思っています」と話していました。


「“鷺沼兄弟” これからも応援」


三笘薫選手と田中碧選手を「鷺沼兄弟」と呼んで応援している川崎市宮前区の「さぎ沼商店会」でもクロアチア戦のパブリックビューイングが行われ、およそ50人が熱い声援を送りました。



商店会の菅原一夫会長は「最後、三笘選手がPKを失敗したところに田中選手が駆け寄っていったのを見て感動しました。地元の選手が頑張ってくれて決勝リーグまで行けたことでこの街も盛り上がり、元気になりました。これからも『鷺沼兄弟』を応援していきたいと思います」と話していました。


「世界と戦えること証明 感謝を伝えたい」


東京で行われたパブリックビューイングの会場では敗退が決まった瞬間は大きなため息が漏れましたが、その後、会場では拍手が起き、日本の選手をたたえていました。

前回大会に続き今回もこのパブリックビューイングに駆けつけたという40代の男性は「試合結果はすごく悔しいですが、選手たちはPK戦まで持ち込み、ベスト8の一歩前まで連れてきてくれました。4年後の試合も一生懸命応援します」と話していました。

また、大学生の男性は「グループで首位に立ち、日本が世界と戦えることを選手たちは証明してくれました。ありがとうと感謝を伝えたいです」と話していました。

夫と一緒に訪れた30代の女性は「最後まで走り続ける選手の姿を見ることができました。負けは悔しいですが、それ以上のものを見せてくれたので今後も応援し続けたいです」と選手をねぎらっていました。


海外メディアも日本の健闘や姿勢たたえる


クロアチアに敗れた日本について、アメリカのCNNテレビは電子版の記事で「日本は敗北したが、ワールドカップではドイツとスペインを破る大きな衝撃を生み、初のベスト8まであと1歩まで迫った」とその健闘をたたえました。

一方で「クロアチアが日本を上回るのに役立ったのは以前の経験だった」として、前回大会でのペナルティーキック戦の経験が勝敗を分けたと分析しました。



またイギリスの新聞デイリー・メールの電子版は「日本は活発なパフォーマンスと1次リーグでの衝撃的な勝利とともに、多くの友人を得て大会を去る。彼らは大会でもっとも整然としたチームで、更衣室を掃除し、小さな折り紙を残して笑顔を届けた」として、日本代表の姿勢をたたえていました。


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