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陸上 女子100m 兒玉芽生が日本歴代2位の好タイム 11秒24

陸上 2022年9月24日(土) 午後9:27
陸上 女子100m 兒玉芽生が日本歴代2位の好タイム 11秒24

岐阜市で行われている陸上の全日本実業団選手権の女子100メートルで、兒玉芽生選手が予選で日本歴代2位となる11秒24の好タイムをマークしました。


トップ選手が出場して岐阜市で行われている陸上の全日本実業団選手権の2日目は女子100メートルに東京オリンピックの女子400メートルリレー代表の兒玉選手が出場しました。

予選の第3組に登場した兒玉選手は追い風1.3メートルの中、勢いよくスタートを切ると「加速がスムーズだった」とそのままトップでフィニッシュし、11秒24の日本歴代2位となる好タイムをマークしました。

兒玉選手はその後、行われた決勝でも11秒39のタイムで優勝しました。

また男子10000メートル競歩では池田向希選手が大会新記録となる38分15秒86のタイムで優勝し、東京オリンピックの男子20キロ競歩、銀メダリストの力を見せました。


走り幅跳び 男子は泉谷が自己ベスト 女子は秦が大会新


男子走り幅跳びでは東京オリンピックの男子110メートルハードルに出場した泉谷駿介選手が自己ベストを更新する8メートルちょうどを跳び、この種目の東京オリンピック代表の橋岡優輝選手を抑えて優勝しました。

一方、女子走り幅跳びでは秦澄美鈴選手が最終の6回目に自己ベストとなる6メートル67センチの大会新記録で優勝しました。


兒玉芽生「もうちょっと行きたかった」


女子100メートルの予選で日本歴代2位の好タイムをマークした兒玉芽生選手は「質の高い練習を積めていたので、びっくりという感じではなく、もうちょっと行きたかったなと思っている。加速がよく、スピードに乗れた分、終盤に足が追いつかず、タイミングがずれてしまった」と予選のレースを振り返りました。

そのうえで「力は確実についてきていると思うが、世界と戦うにはまだ足りないので、もっと高いレベルで予選、決勝と2本をそろえられるように練習していきたい」と話していました。


池田向希「メダル争いに参加できるように」


男子10000メートル競歩で大会新記録で優勝した池田向希選手は「トラックのレースでしっかりスピードに乗れればロードレースでも生きてくる。初めての大会だったが、しっかりタイトルを獲得できてよかった」と話していました。

また、「日本でも世界でも注目してもらえるような選手に近づいてきていると思うので、パリオリンピックやその先に東京で予定される世界選手権などでメダル争いに参加できるように今後も頑張っていきたい」と話していました。


秦澄美鈴「パリオリンピック見据えて」


女子走り幅跳びで大会新記録をマークして優勝した秦澄美鈴選手は「最近は調子がよく、きょうは安定して追い風が吹いていたので、とても跳びやすかった。自分ではもうちょっとできたかなと思っている」と冷静に試合を振り返りました。

そのうえで「7月の世界選手権以降は常に『世界』ということばがちらついてしまうようになったが、そこを乗り越えれば次のステップにいけると思う。パリオリンピックを見据えて頑張りたい」と話していました。


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