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サッカー日本代表 鎌田 三笘ゴールでアメリカに勝利【詳しく】

サッカー 2022年9月24日(土) 午前3:42
サッカー日本代表 鎌田 三笘ゴールでアメリカに勝利【詳しく】

サッカーの日本代表は、ことし11月に開幕するワールドカップカタール大会に向けた強化試合として23日、ドイツでアメリカと対戦し2対0で勝ちました。
日本は前半、攻撃の司令塔、トップ下のポジションで先発出場した鎌田大地選手が先制点を決め、後半には途中出場の三笘薫選手が追加点を奪いました。
【試合経過の詳細あり】


世界ランキング24位の日本代表は11月に開幕するワールドカップに向けて23日、ドイツ・デュッセルドルフで世界14位のアメリカとの強化試合を行いました。

日本は攻撃の司令塔、トップ下にドイツ1部リーグの6試合で4点をマークしている鎌田大地選手、左サイドの攻撃的なポジションにスペイン1部でプレーする久保建英選手を先発起用しました。

試合では前半25分、カウンターから守田英正選手のパスに鎌田選手が反応し、右足で決めて先制しました。



後半43分には途中出場した三笘薫選手が得意のドリブルで左サイドからペナルティーエリアに侵入し、相手選手に囲まれながらもシュートを決めて追加点を奪いました。



また、守備陣はキャプテンの吉田麻也選手とイングランドプレミアリーグでプレーする冨安健洋選手を中心にアメリカに得点を与えず2対0で勝ちました。

守備では冨安選手のポジションを右サイドバックに変更し、途中出場した伊藤洋輝選手と吉田選手のコンビネーションも試しましたが、ピンチの場面は少なく無失点に抑えました。


森保監督「ピッチで修正を加えて戦えた」


日本代表の森保監督は「選手たちがアメリカ戦に向けて、そしてワールドカップを見据えて、戦い方を整理し、準備して、ハードワークしてくれた。選手たちがやろうとしていることがうまくいかないこともあったがピッチ内で修正を加えて戦えたことがよかった」と話していました。


先制ゴール 鎌田「日本代表でのゴールは格別だ」


先制ゴールを決めた鎌田選手は「僕自身得点チャンスが多かったなかで1点決められてよかった。日本代表でのゴールは格別だ」と話していました。そして、「もう少し早めに2点目を取れればチームはもっと楽になっていたと思う。もう少しシュートを決められるようにならないといけない」と課題についても触れていました。


勝利の立て役者 鎌田大地


アメリカ戦の勝利の立て役者の1人になったのがドイツ1部リーグで好調を維持する鎌田大地選手でした。

この試合に向けて森保一監督は「好調な選手をどうチームに組み込むか、試したい」としてアジア最終予選で多用してきたフォーメーションを変更。ボランチを2人にして攻撃の司令塔、トップ下のポジションに今シーズン、ドイツ1部リーグの6試合で4点をマークしている鎌田選手を起用しました。

鎌田選手が「チームとしてコンパクトにプレーすることを常に意識した」と言うように日本は前線から積極的にプレスをかけ、相手ゴールに近い位置でボールを奪って素早く攻めるカウンターの場面が目立ちました。

そして、前半25分にはカウンターからボランチの守田英正選手のパスを鎌田選手が直接シュートして先制ゴールを挙げました。

後半にも鎌田選手が絡んでカウンターから何度も決定的な場面を作るなど、アメリカにほとんど主導権を渡しませんでした。

もともと所属チームで、鋭いカウンターを武器にドイツ1部のバイエルンやスペイン1部のバルセロナといった強豪クラブから勝利を収めてきただけに日本代表でも常々「カウンターからの得点」を重視していた鎌田選手。

「得点できるチャンスはもっとあったのでそこは改善すべき点だが、前からプレスがハマってショートカウンターでいい形を作れた。ボールを奪ってからスプリントしたりとか、ゴール前に入っていくことを意識しながらやっていた」と振り返りました。

そして「ワールドカップを想定してチームとしてやるべきことを個人個人ができていたと思うし自分たちの作りたい形がよく作れていたと思う」と手応えを口にしました。

森保監督も鎌田選手を含めた中盤について「個々の良さを出せる形になった。状況によって入れ替わりながら、相手に捕まりづらいポジショニングができて攻撃をしかけていた」と評価しました。

一方で先制点のあとにたび重なるチャンスを追加点につなげられなかったことについては鎌田選手も課題にあげていて、今回のフォーメーションの練度をさらに高めることが求められそうです。

ただ、司令塔に鎌田選手を置いた布陣を敷いて世界ランキングで格上のアメリカを相手に攻守で圧倒したのは確かで、ドイツやスペインといった強豪と対戦する本大会に向け、日本には前向きな材料が1つ増えました。


<試合の経過>

【試合開始】


日本代表とアメリカの強化試合は、日本時間午後9時25分すぎ、日本のキックオフで始まりました。


【前半1分】


日本は、右サイドからドリブルで切り込んだ伊東選手が、この試合、両チームを通じて初めてのシュートを打ちましたが、相手のゴールキーパーに止められました。


【前半7分】


アメリカの選手に日本の左サイドを突破されクロスボールを入れられました。
このボールを頭で合わされましたが枠の外でした。
これがこの試合、アメリカに許した最初のシュートになりました。


【前半11分】


日本は、左サイドから久保選手がドリブルで切り込んでシュートを打ちましたが、ペナルティーエリアの中にいた相手の選手に当たり得点はなりませんでした。


【前半13分】


久保選手からのパスをペナルティーエリア内で受けた鎌田選手がシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに防がれました。


【前半23分】


日本は、伊東選手が右サイドからペナルティーエリアの中にいた鎌田選手にパスを出しましたが、合わせられずに得点はなりませんでした。


【前半25分】★GOAL


日本はペナルティーエリア内にいた鎌田選手が守田選手からのパスを直接シュートして先制ゴールを奪いました。このプレーについてはいったんオフサイドと判定されましたがVARの結果、日本のゴールが認められました。
(日本1ー0アメリカ)


【前半終了】


日本は25分に鎌田選手のゴールで先制し、1対0とリードを守って後半に臨みます。

(日本1ー0アメリカ)


【後半開始】


日本時間の午後10時半ごろ後半が始まりました。


【日本は3人交代】


日本は後半から3人の選手が交代しました。
酒井選手にかわって伊藤洋輝選手が、
前田選手にかわって町野選手が、
権田選手にかわってシュミット ダニエル選手が入りました。


【アメリカは4人交代】


アメリカはセルジーニョ・デスト選手にかわってレジー・キャノン選手、
アーロン・ロング選手にかわってマーク・マッケンジー選手、
ジオ・レイナ選手にかわってジョーダン・モリス選手、
ヘスス・フェレイラ選手に代わってジョシュ・サージェント選手がそれぞれ入りました。


【後半10分】


日本はペナルティーエリア内から伊東純也選手がシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに防がれました。これが日本の後半初めてのシュートでした。


【後半15分】


遠藤選手へのファウルで、アメリカのルカ・デラトーレ選手にイエローカードが出されました。


【後半20分】


右サイドで相手からボールを奪った久保選手が左サイドにいた鎌田選手へパス。ボールを受けた鎌田選手が切り込んでシュートを打ちましたが、相手のゴールキーパーに触られて追加点はなりませんでした。


【後半22分】


アメリカはルカ・デラトーレ選手に代わってジョニー・カルドソ選手が、
ウェストン・マッケニー選手に代わってマリク・ティルマン選手が
それぞれ入りました。


【後半23分】


日本は久保選手に代わって三笘選手が、
伊東選手に代わって堂安選手がそれぞれ入りました。


【後半25分】


日本は交代したばかりの堂安選手が右サイドからパスを出し、パスを受けた三笘選手が切り込んでシュートを打ちましたが、相手の選手に当たってゴールはなりませんでした。


【後半31分】


日本はペナルティーエリアの中から中山選手が出したパスを堂安選手が左足で直接シュートしましたがキーパーにはじかれました。


【後半35分】


日本は吉田選手がパスを奪われた後、アメリカにシュートを打たれましたが、枠の外でした。


【後半38分】


日本は、中山選手の左サイドからのクロスボールに鎌田選手が左足で直接合わせましたが、枠の外に外れました。


【後半41分】


日本は鎌田選手に代わって、原口選手が入りました。


【後半43分】★GOAL


日本は三笘選手が、左サイドからペナルティーエリア内にドリブルで切り込み、相手の選手3人に囲まれながらゴール右隅にシュートを決めました。
日本が2対0としました。
(日本2ー0アメリカ)


【試合終了】


試合が終了しました。
日本は鎌田選手と三笘選手がゴールを決めて、2対0でアメリカに勝ちました。


日本代表メンバー


▼先発メンバー
<GK>
12 権田 修一
<DF>
16 冨安 健洋
19 酒井 宏樹
20 中山 雄太
22 吉田 麻也
<MF/FW>
6 遠藤 航
11 久保 建英
13 守田 英正
14 伊東 純也
15 鎌田 大地
25 前田 大然

▼控え選手
<GK>
23 シュミット・ダニエル
30 谷 晃生
<DF>
2 山根 視来
3 谷口 彰悟
5 長友 佑都
28 伊藤 洋輝
<MF/FW>
7 柴崎 岳
8 原口 元気
9 古橋 亨梧
10 南野 拓実
17 田中 碧
18 三笘 薫
21 堂安 律
27 相馬 勇紀
29 町野 修斗


アメリカ代表メンバー


▼先発メンバー
<GK>
1 マット・ターナー
<DF>
2 セルジーニョ・デスト
3 ウォーカー・ジンマーマン
5 アーロン・ロング
6 サム・バインズ
<MF>
4 タイラー・アダムス
8 ウェストン・マッケニー
14 ルカ・デラトーレ
<FW>
9 ヘスス・フェレイラ
11 ブレンデン・アーロンソン
21 ジオ・レイナ

▼控え選手
<GK>
18 イーサン・ホーバート
25 ショーン・ジョンソン
<DF>
12 エリック・パーマーブラウン
16 マーク・マッケンジー
20 レジー・キャノン
22 デアンドレ・イエドリン
26 ジョー・スカリー
<MF>
15 ジョニー・カルドソ
17 マリク・ティルマン
23 ケリン・アコスタ
<FW>
7 ポール・アリオラ
13 ジョーダン・モリス
19 リカルド・ペピ
24 ジョシュ・サージェント


アメリカは世界ランキング14位


アメリカはワールドカップカタール大会には2大会ぶり11回目の出場を決めています。世界ランキングは14位と日本の24位よりも格上で、メンバーにはイングランドプレミアリーグのチェルシーでプレーするプリシック選手など、ヨーロッパの強豪クラブに所属する選手も多く選ばれています。


日本の戦術 森保一監督は…


ワールドカップを2か月後に控え、今回の強化試合はメンバー選考やチームの完成度を高めるうえでの貴重な機会で選手起用や戦い方に変化があるかどうかも注目されます。

日本はアジア最終予選で守備的なミッドフィルダー、ボランチでのプレーを得意とする遠藤航選手、守田英正選手、田中碧選手の3人を中盤に配置するフォーメーションを多用していて状況に応じて3人が流動的にポジションを入れ替えながら攻守で効果的な役割を果たしてきました。

森保一監督は試合前日の公式会見で「アジア最終予選で中心として戦ってくれた選手を軸にチーム作りを進めているが、今、好調な選手をどうチームに組み込むか、あすの試合で試したい」と話し、今シーズン、ドイツ1部リーグの6試合で4点をマークし、好調をキープしているミッドフィルダーの鎌田大地選手をどのように起用するかがポイントの1つになりそうです。

アジア最終予選で結果を残してきたフォーメーションではなく、ボランチを2人にして攻撃の司令塔、トップ下のポジションに鎌田選手を起用する「4-2-3-1」を採用することも予想されます。
(※「4」はディフェンダー、「2」はボランチ、「3」は左サイド、トップ下右サイド「1」はセンターフォワード)

森保監督は「これからの戦いを考えたときに対戦相手の力がアジアよりも格段に上がる。守備から攻撃にどれだけスムーズに移っていくか。トップ下を置けば、前線に起点を増やすという意味では、いい守備からいい攻撃に移っていくためのバリエーションが増えていく。試合ではそういうところも試したい」と話し、その采配ぶりが注目されます。


サッカー ワールドカップカタール大会 全日程紹介


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220826/k10013788521000.html?word_result=%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%EF%BC%B7%E6%9D%AF+%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%A4%A7%E4%BC%9A


サッカー日本代表 ワールドカップの戦い【1998-2018】


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220402/k10013557221000.html


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