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大相撲秋場所10日目 全勝の北勝富士 初黒星 横綱 照ノ富士休場

相撲 2022年9月20日(火) 午後8:05

大相撲秋場所は10日目。横綱 照ノ富士が両ひざのけがのため、20日から休場しました。平幕の北勝富士は高安に押し倒されて初黒星。全勝力士はいなくなりました。


中入り後の勝敗です。

▽十両の東白龍に照強は東白龍が押し出し。

▽王鵬に一山本は王鵬が押し出しで7勝目を挙げました。

▽竜電に千代翔馬は竜電が上手出し投げ。

▽平戸海に琴勝峰は琴勝峰がはたき込み。

▽千代大龍に水戸龍は千代大龍が引き落とし。

▽隆の勝に隠岐の海は隆の勝が寄り切り。

▽剣翔に碧山は碧山が引き落とし。剣翔は負け越しました。

▽阿武咲に豊山は阿武咲が押し出し。

▽錦富士に若元春は錦富士が押し出しで勝ち越しました。

▽遠藤に琴恵光は遠藤が寄り切り。

▽妙義龍に宝富士は宝富士がはたき込み。

▽佐田の海に栃ノ心は佐田の海が寄り切りで勝ちました。

▽高安に北勝富士は高安が押し倒し。北勝富士は初黒星です。

▽明生に錦木は錦木が突き落とし。

▽翠富士に琴ノ若は琴ノ若が取り直しの一番を制し、すくい投げ。

▽霧馬山に翔猿は翔猿が寄り切りで勝ちました。

▽宇良に若隆景は若隆景がすくい投げ。

▽大関 御嶽海に玉鷲は玉鷲がすくい投げで勝ちました。

▽大関 正代に逸ノ城は逸ノ城が寄り切り。

▽豊昇龍に大関 貴景勝は豊昇龍が浴びせ倒しで勝ちました。

▽大栄翔に横綱 照ノ富士は照ノ富士が両ひざのけがのため20日から休場し、大栄翔が不戦勝です。

秋場所10日目、不戦敗の照ノ富士を含めて、19日に続いて横綱と大関が全員負けました。

勝ちっ放しの平幕 北勝富士が敗れ、全勝力士はいなくなりました。

1敗で玉鷲、北勝富士が並び、2敗で高安、錦富士が追う展開です。


各力士の談話


王鵬は押し出しで一山本を破って7勝目を挙げ、勝ち越しまであと1勝としました。

王鵬は「しっかり当たれて前に運べてよかった。新入幕の時はここから5連敗したので、気を引き締めて残りも勝てるように頑張る」と話していました。

敗れた一山本は「立ち合いで当たったが、中にある手が嫌でよけようとしたら呼び込んでしまった」と苦笑いを浮かべていました。

4連勝で勝ち越しを決めた錦富士は「めちゃくちゃうれしい。稽古場でやってきたことがちょっとずつ本場所でも出せるようになってきているかなと思う」と喜んでいました。

そのうえで20日から休場している同じ部屋の横綱 照ノ富士について「『休場するがその分までがんばってくれ』と言ってもらった。横綱にたくさん教えてもらいここまでこられた部分もあるので頑張らなきゃと思った」と話していました。

2勝目を挙げた宝富士は「開き直っていけたことがよかった」と振り返りました。

また、19日、幕内での連続出場回数が歴代単独10位となり「うれしくないわけではないが、連敗が続いていたのでどうこの場所を乗り越えるかを考えていた」と話しました。

高安に敗れて初黒星を喫した北勝富士は「下から突いて攻めたかったが、最後重かった。せっかくいい形を作っただけにもったいない。悔しい一番だった」と振り返りました。

1敗で並ぶ玉鷲との21日の対戦に向けて「思い切って当たれる相手なので思い切ってやる」と意気込みを示しました。

2敗を守った高安は「全勝の力士が相手という意識はあまりなかった。とりあえず落ち着いて辛抱強く取ろうと思った」と振り返りました。

優勝争いについては「なるようになるからベストを尽くす」と気を引き締めていました。

5連勝で7勝目を挙げた前頭筆頭の翔猿は、自己最高位で勝ち越しまであと1勝とし「思い切って当たっていった。一番一番集中していきたい」と話していました。

宇良にすくい投げで勝った関脇の若隆景は「相手も低いが自分も低くという意識でいった」と振り返りました。

若隆景は3連敗のあと7連勝で「一生懸命やっていることがいいと思う。やっていることは変わらない」と話していました。

玉鷲は土俵際に追い込まれながらも大関 御嶽海にすくい投げで勝って1敗を守りました。

玉鷲は取組について「迷ってしまった」と反省したうえで、21日の北勝富士との一番に向けて「楽しい相撲を見せたい」と意気込みを話しました。

大関 貴景勝に勝って連敗を4で止めた関脇 豊昇龍は「連敗中は苦しかった。大関は強いのでしっかり自分の相撲を取りたいという気持ちで頑張った。親方に『気合いでいけ』と言われたので、そのとおりにできてよかった」とほっとした様子でした。


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