アイスホッケー スマイルジャパン 大澤引退“辞めるの寂しい”
アイスホッケー女子の日本代表「スマイルジャパン」のキャプテンとして活躍し、現役引退を表明していた大澤ちほ選手が記者会見を開き、「本当に幸せだったので、辞めるのが寂しい」と心境を語りました。
大澤選手は、北海道苫小牧市出身の30歳で、ことし2月に行われた北京大会など、オリンピックに3大会連続で「スマイルジャパン」のキャプテンとして出場しました。
大澤選手は、スピードを生かした多彩な攻撃や当たり負けしないフィジカルの強さが持ち味のフォワードで、北京オリンピックでは、日本代表の初めての決勝トーナメント進出に大きく貢献しました。
大澤選手は8月1日に引退を表明し、10日に札幌市内で記者会見を開きました。
このなかで、大澤選手は「本当に幸せだったので、辞めるのが寂しいです。応援してくれた皆さんに感謝しています」と、涙を流しながら心境を語りました。
引退を決めた理由については「北京オリンピックを終えて、4年後に出場したとしても、同じパフォーマンスか、それ以下になると思った」と話しました。
大澤選手は現役生活について「すごく楽しかったです。仲間と思いを共有して、目標に向かって突き進んでいくことが好きでした」と振り返りました。
そして、今後については、「競技人口を増やしたいと思っているので、経験や魅力を発信して普及につなげたい。これからは違った形で、大きな結果を残したい」と話しました。