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プロ野球 広島 秋山翔吾と契約締結で合意 複数年契約か

MLB 2022年6月27日(月) 午後2:15
プロ野球 広島 秋山翔吾と契約締結で合意 複数年契約か

プロ野球 広島は、大リーグ パドレス傘下の3Aのチームを退団した秋山翔吾選手と契約を結ぶことで合意したと発表しました。関係者によりますと、複数年契約とみられます。


秋山選手は34歳の外野手で、今シーズンの開幕直前にレッズを自由契約となり、先月パドレスとマイナー契約を結んで大リーグ昇格を目指していましたが、今月15日に契約が満了してチームを退団しました。

その後、大リーグでのプレーを断念して帰国した秋山選手をめぐって、プロ野球・広島のほか古巣の西武とソフトバンクも獲得に乗り出し交渉が行われましたが、広島は27日、秋山選手と契約を結ぶことで合意したと発表しました。関係者によりますと、複数年契約とみられます。

球団幹部は「びっくりしたし非常に感謝している。広島のファンも喜んでくれるし、若手のいい見本になる」と期待していました。

広島は、昨シーズンまでライトを守っていた鈴木誠也選手が大リーグ・カブスに移籍し、今シーズンは外野のレギュラーを固定できていないことが課題となっていました。

さらに今月5日には開幕から主にセンターやレフトで出場していた西川龍馬選手が下半身のコンディション不良で離脱していて、秋山選手の加入によって外野陣の強化を図ります。


巧みなバットコントロールで最多安打4回


秋山翔吾選手は神奈川県出身の34歳。
八戸大学、現在の八戸学院大学から平成23年にドラフト3位で西武に入団しました。

1年目から110試合に出場した秋山選手は、2年目には規定打席に到達して打率2割9分3厘をマークし外野のレギュラーをつかみました。

さらに5年目の平成27年には持ち味の巧みなバットコントロールで216本のヒットを打ってプロ野球のシーズン最多安打の新記録をマークし、初めてのタイトルを獲得しました。

秋山選手はこれまでに最多安打のタイトルを4回獲得しているほか、平成29年には首位打者にも輝き、「ベストナイン」を4回、広い守備範囲と強肩で「ゴールデン・グラブ賞」を6回受賞するなど攻守に優れた選手です。

おととし大リーグのレッズに移籍しましたが、大リーグのピッチャーへの対応に苦しんで、ことし4月にレッズを自由契約になりました。

その後、パドレスとマイナー契約を結んで大リーグ昇格を目指していましたが、今月15日に契約が満了してチームを退団しました。

大リーグでの2シーズンの通算成績は、142試合の出場で、打率2割2分4厘、21打点、9盗塁、ホームランはありませんでした。


カブス 鈴木誠也 “マツダは最高の場所 暴れて”


秋山翔吾選手が、広島と契約を結ぶことで合意したことについて、大リーグ・カブスの鈴木誠也選手は自身のSNSで「秋山さんカープに決まったの嬉しいなぁー 頑張ってください 応援してまーす マツダは最高の場所なので暴れてください」と顔文字を交えて祝福しました。

鈴木選手と秋山選手は、2017年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで、ともに日本代表としてプレーしています。


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