サッカー女子 日本代表 セルビアとの強化試合 5対0で快勝

サッカー女子の日本代表、なでしこジャパンは、来年のワールドカップに向けた強化試合でセルビアと対戦し、5対0で快勝しました。
日本代表のなでしこジャパンは、来年、オーストラリアとニュージーランドで開催されるサッカー女子のワールドカップで、2011年のドイツ大会以来となる世界一を目指しています。
世界ランキング13位の日本は、ワールドカップに向けた強化の一環でヨーロッパに遠征していて、24日、世界36位のセルビアとの強化試合に臨みました。
セルビアで行われた強化試合で、日本は「ボールを奪うディフェンス」をテーマに掲げて臨みました。
日本は自陣のディフェンスで、ボールを持った長身のセルビアの選手に対して、数人の選手が素早く寄せてボールを奪いました。
さらに、そこから細かくパスをつないで攻め上がるなど、テーマを意識したとみられるプレーを何度も見せました。

細かいパスワークから展開した日本は、前半28分、相手ディフェンダーの裏を突いたクロスボールに植木理子選手が頭で合わせて先制点を奪いました。
後半17分には、途中出場の猶本光選手が頭で押し込んで追加点をあげたほか、日本代表の試合に初めて出場した千葉玲海菜選手がゴールを決めるなど得点を重ねました。
日本は後半だけで4点を奪って5対0で快勝しました。
日本は27日、強化試合の2試合目で世界29位のフィンランドと対戦します。
植木「次の試合に向けていい結果だった」
先制点を奪った植木理子選手は、「いろんな形でチームとして得点を重ねられたのは、次の試合に向けていい結果だったと思う。次のフィンランド戦でも、いちばんは勝利にこだわりたい。チームとして成果をあげられるようないい試合にしたい」と話していました。