パリ五輪新競技 ブレイキン 日本の男女エースが出場へ決意

パリオリンピックの新競技として実施されるブレイキンのトップ選手が記者会見し、男子のエース、半井重幸選手は「ありのままの自分で挑めるように、残りのおよそ800日を全力で駆け抜けたい」とオリンピック出場を目指す決意を語りました。

ブレイキンは、DJの音楽に合わせて1対1の対戦形式で交互に踊りを披露し、技術や表現力などを競うダンススポーツで、2年後のパリオリンピックの新競技として実施されることが決まっています。
19日は、日本ダンススポーツ連盟とスポーツ用品メーカー「ナイキ」がパートナーシップ契約を結んだのに合わせて、発表会見が開かれ、いずれも世界レベルの大会で優勝経験がある20歳の半井選手と、23歳の湯浅亜実選手が出席しました。

この中で湯浅選手は「いちばんの魅力は自由なところで、いろいろなスタイルの選手がいる。勝敗だけでなく『この踊りが好きだな』という楽しみ方もしてほしい」と競技の魅力を語りました。
このあと、2人がダンスで対戦し、湯浅選手が得意のキレのあるフットワークを見せると、半井選手はスピードある回転技で応じていました。

半井選手は、出場を目指すパリオリンピックについて「どんどん近づいていると実感している。ありのままの自分で挑めるように、残りのおよそ800日を全力で駆け抜けて、いい結果を残せたらいい」と話していました。