アジアパラ大会延期へ 開催地の中国 杭州での感染拡大続き
新型コロナウイルスの影響が続く中、アジアパラリンピック委員会はことし10月に中国の杭州で開催する予定だったアジアパラ大会を延期すると発表しました。
アジアパラ大会は4年に1回開催される障害者スポーツの総合大会です。
ことしは中国の杭州で10月9日から15日の日程で開催される予定でしたが、アジアパラリンピック委員会と大会の組織委員会は17日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているとして大会を延期すると発表しました。
大会は来年行う方向で話し合いを進めるとしていて、大会のエンブレムやスローガンなどは変更しないということです。
アジアパラリンピック委員会のマジット・ラシェッド会長は「大会の準備は非常にうまくいっていて、簡単な決断ではなかった。新たなスケジュールを確保するため大会組織委員会と協力していく」などとコメントしています。
4年前にインドネシアのジャカルタで開かれた大会には43の国と地域からおよそ3000人の選手が参加して18の競技が行われ、日本からはおよそ300人の選手が派遣され45個の金メダルを獲得しました。