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北京パラリンピックマスコット シュエ・ロンロン 人気継げるか

北京パラリンピックマスコット シュエ・ロンロン 人気継げるか

北京パラリンピックはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中での開催となりました。この4年に1度の冬の障害者スポーツの祭典にも公式のマスコットがいます。 その名は「シュエ・ロンロン」 異例の状況下での大会で存在感を発揮できるでしょうか?

ビン・ドゥンドゥンは国際的な人気に


北京オリンピックではパンダがモチーフの公式マスコット「ビン・ドゥンドゥン」が大人気でした。
フリマアプリ大手では大会が終了して約2週間となった今でも人気のぬいぐるみは売り切れが目立ち、販売中のものは高額な最低落札価格が設定されています。



現地ではビン・ドゥンドゥンが登場する映画が公開されるなど人気はしばらく続きそうです。


北京パラリンピックにも公式マスコットがいます


そしてこんどは10日間の日程で北京パラリンピックが開幕。大会の公式マスコットがシュエ・ロンロンです。モチーフは中国の旧正月などで飾られる赤い灯籠で、縁起がいいとされる赤色がベースになっています。その頭にはハトや雪の模様が描かれています。



ビン・ドゥンドゥンとともに5800以上の応募から選ばれたということで、国営の中国中央テレビの国際放送CGTNによりますと、デザインの発案者は当時大学生だった23歳の女性ということです。

スポーツの国際大会に登場する公式マスコットに詳しい写真家でノンフィクションライターの宇都宮徹壱さんは、海外でも人気の日本のキャラクター「ハローキティ」の影響も感じられるといいます。



(宇都宮徹壱さん)
「“無生物”をマスコットに選んだのは画期的です。鼻も口もなくしたシンプルなデザインで変にこびてないのが実はいいのかもしれないです。また伝統を生かしつつ、日本のキャラクターなどのデザインに全く違和感や抵抗がないのが今風なのかもしれません」


人気では“先輩”に及びません


シュエ・ロンロンのグッズを販売する日本向けの公式オンラインショップなどはありません。そうした中でフリマアプリ大手やネット通販ではシュエ・ロンロンの関連グッズが売られています。しかし根強い人気があるビン・ドゥンドゥンと比べると販売数は少なく、ビン・ドゥンドゥンとセット販売になるなど、大会前の時点では“先輩”の人気に及ばないようです。


ビン・ドゥンドゥンを見習って人気を高められるか


宇都宮さんはシュエ・ロンロンの人気を高める1つの方策としてオリンピック期間中のビン・ドゥンドゥンの行動が参考になると指摘します。



(宇都宮徹壱さん)
「表彰台に上がった選手にビン・ドゥンドゥンの人形が手渡される様子はすごくいいと思って見ていました。マスコットって和むんですよね。ただ、私はパンダのかわいらしさで何か覆い隠すような意図があったというように思っていますが」



「パラリンピックでも選手と絡めるなどしてシュエ・ロンロンの露出を可能限り増やすことができれば人気が出る可能性があると思います」

北京オリンピック閉幕後の2月23日には大会組織委員会が公式ツイッターなどでビン・ドゥンドゥンとシュエ・ロンロンが引き継ぎをしているようなツーショットをアップしました。



オリンピックより短い期間でシュエ・ロンロンも脚光を浴びることができるのでしょうか。


過去のパラリンピック公式マスコットを一挙紹介


最後に4大会前の2006年トリノ大会以降の大会公式マスコットを振り返ります。それぞれ個性的ですが、皆さんはいくつ覚えていますか。



(左 トリノ大会/右 バンクーバー大会)



(左 ソチ大会/右 ピョンチャン大会)


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