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北京パラリンピックへ 日本選手団主将 村岡“諦めず戦い抜く”

北京パラリンピックへ 日本選手団主将 村岡“諦めず戦い抜く”

3月4日に開幕する北京パラリンピックに出場する日本選手団の結団式が、24日、都内で行われ、主将を務めるアルペンスキーの村岡桃佳選手が「東京大会から引き継いだ流れを絶やさぬよう、決して諦めない覚悟を持ち、全力で戦い抜く」と抱負を述べました。


日本選手団の結団式には、北京パラリンピックに臨む選手29人を代表して、主将の村岡選手と旗手を務めるクロスカントリースキーの川除大輝選手が出席しました。



式では、JPC=日本パラリンピック委員会の森和之会長から、選手団の河合純一団長を通じて、旗手の川除選手に団旗が手渡されました。

そして、秋篠宮さまがオンラインで選手団を激励するおことばを述べられました。



最後に、選手団を代表して主将の村岡選手が決意表明を行い「北京オリンピックでは、日本代表選手団が果敢にチャレンジし、ベストを尽くす姿を通して国民に大きな感動を与えました。北京パラリンピックに出場する代表選手団も、自国開催の東京大会から引き継いだ流れを絶やさぬよう、決して諦めない覚悟を持ち、全力で戦い抜くことを誓います」と述べました。

北京パラリンピックは3月4日に開幕し、10日間の日程で行われます。


村岡桃佳「明るい気持ちで引っ張る」


日本選手団の主将を務める村岡選手は、結団式での決意表明について「ものすごく緊張していて声が震えそうになるのを隠すのに必死でした」と明かし「コミュニケーションをとるのは得意ではなく、内向的ですが、主将として、自分の殻を破って、明るい気持ちで引っ張っていけるように頑張りたい」と話しました。

村岡選手は、去年夏の東京パラリンピックの陸上に出場していて「夏の大会と冬の大会の空気感の違いを改めて感じた部分はあったので、夏を経験したあとに出場する冬の大会を自分がどう感じるのか、自分の目にどう映るのか楽しみにしています」と話しました。

そして「北京パラリンピックでもいつもの私らしく、笑顔で、楽しみながらレースをしたいです」と抱負を話しました。


川除大輝「しっかりいい成績を収めたい」


日本選手団の旗手を務める川除選手は、記者会見で旗手を務めることについて「2大会目の出場で旗手という大役を務めることはうれしさもあるし、責任もついてくる。開会式で日本の国旗を持って歩かせていただくので、注目度もある。いい成績を出さないといけない重圧もあるが、プレッシャーをはねのけて成績を出せば、よりパラリンピックやクロスカントリースキーを知ってもらえると思う。しっかりいい成績を収めたい」と意気込みを話しました。

また、幼い頃から一緒に練習し、北京オリンピックのスキークロスカントリーに出場した廣瀬崚選手と、大会後に連絡を取ったということで「コースは標高が高くてつらいと言っていたので、アドバイスを生かしたい。標高2000メートル近い場所でこれまで合宿してきて、現時点では自分の中では対応できている。4年間で積み上げてきたものを発揮できれば、成績はついてくる」と話していました。


河合団長「安全安心な大会になるようサポート」


北京パラリンピックに臨む日本選手団の河合団長は、結団式のあと会見し「東京パラリンピックの開会式のちょうど半年後にスタートを切れるのも運命だ。安全安心な大会になるようサポートを頑張りたい」と述べました。

24日の結団式のあと行われた記者会見には、日本選手団の河合団長と桜間裕子副団長、主将の村岡桃佳選手、旗手の川除大輝選手の4人が出席しました。

この中で河合団長は、去年8月24日に東京パラリンピックの開会式が行われたことに触れ「ちょうど半年後に冬の北京大会に向けた結団式でスタートを切れるのも、一つの運命だと思う。選手が実力を発揮できる態勢を整えるのが選手団の役割だ。安全安心な大会になるように一生懸命サポートしたい」と意気込みを述べました。

一方、選手団が目標とするメダルの数については今回は設定していないということで「コロナ禍でこの2年間大会が十分に開かれず、適切に測る物差しがない。選手たちに最高のパフォーマンスを発揮してもらうのが最大の目標だ」と述べました。

パラスポーツの普及などを担う日本パラスポーツ協会は、去年3月に発表した東京パラリンピック以降の理念や具体的な目標を定めた「2030年ビジョン」の中で、北京大会では金メダルの獲得数で世界5位を目指すとしています。


秋篠宮さまのおことば【全文】


北京パラリンピックの日本代表選手団の結団式で、秋篠宮さまが述べられたおことばの全文です。

本日、「北京2022パラリンピック冬季競技大会」日本代表選手団の結団式が開催され、大会に参加される選手ならびに役員の皆様に、WEB上ではありますが、ご挨拶できますことを誠にうれしく思います。

このたびのパラリンピック冬季競技大会においては、中華人民共和国の北京市を中心に、アルペンスキーやクロスカントリースキーをはじめとする6競技78種目が実施されると伺っております。

この大会に向けては、COVID-19の影響により、練習環境も含めて多くの困難を伴ったのではないかと思います。

そのような中、出場される方々には、厳しい選考を経て日本代表になられたことをお慶び申し上げます。

今回は、通常の冬季パラリンピックとは大きく異なる環境で開催される大会となります。

参加される皆様には、感染症への対応に十分心を配られつつ、競技の場に臨んでは、日頃の練習の成果を存分に発揮されることを期待しております。

そして、スポーツを通じての国際親善に努めていただくことを願っております。

皆様のご活躍をお祈りし、結団式に寄せることばといたします。


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