サッカー女子日本代表 W杯予選兼ねたアジア杯初戦で快勝
サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は21日、来年のワールドカップの予選を兼ねたアジアカップの1次リーグ初戦でミャンマーに5対0で快勝しました。
インドで行われているサッカー女子のアジアカップは、来年オーストラリアとニュージーランドで開催されるワールドカップの予選を兼ねていて、大会ではオーストラリアを除く上位5位までがワールドカップへの出場権を獲得します。
世界ランキング13位の日本は21日、1次リーグの初戦で世界47位のミャンマーと対戦しました。
日本は、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたエースの岩渕真奈選手を欠きながらも序盤からミッドフィルダーの長谷川唯選手を中心に攻め込みました。
そして、前半22分には、長谷川選手が右サイドから正確なクロスボールをゴール前にあげ、フォワードの植木理子選手が頭で合わせて代表初ゴールを挙げ先制点を奪いました。
そして、後半2分には巧みなパス回しからゴール前に抜け出した長谷川選手が落ち着いて追加点を奪うと、その後は途中出場の猶本光選手がフリーキックを直接決めてリードを広げました。
さらに途中出場の成宮唯選手も代表初ゴールを奪うなど日本はミャンマーに5対0で快勝し、9大会連続のワールドカップ出場に向けて好スタートを切りました。
日本は、今月24日に1次リーグの第2戦で世界32位のベトナムと対戦します。
2得点の長谷川唯「後半はコンビネーションつながった」
攻撃の柱として躍動した長谷川唯選手は「後半はコンビネーションもつながったが、決定的なシーンはたくさんあったので前半からもっと多くの点を取れたと思う。そこは意識して次につなげたい」と話しました。
就任後公式戦初勝利 池田監督「次戦はさらに得点を」
去年、就任してから公式戦で初勝利をあげた池田太監督は「インドの暑い気候の中で選手たちがハードワークしてくれたことがうれしかった。先制点が大事だという気持ちで試合に入り後半は、どんどん点を取っていこうとみんなで臨んだ。その結果、得点につながって初戦に勝てたことがよかった。次のベトナム戦ではさらに得点につなげたい」と話しました。