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北京オリンピック 平野歩夢など46人が代表内定 スキー・スノボ

北京オリンピック 平野歩夢など46人が代表内定 スキー・スノボ

来月開幕する北京オリンピックの日本代表に内定したスキーとスノーボードの選手が発表され、夏の東京オリンピックにスケートボードで出場したスノーボードハーフパイプの平野歩夢選手や、スキーノルディック複合で5大会連続出場となる渡部暁斗選手など46人が選ばれました。 スノーボードパラレル大回転の竹内智香選手は、冬のオリンピックで日本女子最多となる6大会連続の出場です。


全日本スキー連盟は今月までのワールドカップや去年の世界選手権の成績などを踏まえてスキーとスノーボードから北京オリンピック日本代表の内定選手46人を発表しました。

このうちスキーは、すでに発表されているジャンプを除く種目です。



▼ノルディック複合は、オリンピック2大会連続で銀メダルを獲得していて、5大会連続出場となる渡部暁斗選手など5人です。
・渡部暁人(5回目の出場。2014年ソチ大会個人ノーマルヒルで銀メダル、2018年ピョンチャン大会個人ノーマルヒルで銀メダル)
・山本涼太(初出場)
・渡部善斗(3回目の出場。2014年ソチ大会団体5位、2018年ピョンチャン大会団体4位)
・永井秀昭(3回目の出場。2014年ソチ大会団体5位、2018年ピョンチャン大会団体4位)
・谷地宙(初出場)
(※個人戦出場選手、団体メンバーは現地で決定)

▼フリースタイル



▽モーグルは男女合わせて8人です。
男子は、今シーズンのワールドカップで3勝を挙げ、開幕から9戦連続で表彰台に立ち絶好調の堀島行真選手と前回のピョンチャン大会で日本男子としては初めてのメダルとなる銅メダルを獲得した原大智選手などが選ばれました。
女子は今シーズン、ワールドカップで日本女子では11年ぶりの優勝を果たした17歳の高校2年生、川村あんり選手などに決まりました。
・堀島行真(2回目。2018年ピョンチャン大会11位)
・杉本幸祐(初出場)
・原大智(2回目。2018年ピョンチャン大会銅メダル)
・松田颯(初出場)
・川村あんり(初出場)
・冨高日向子(初出場)
・住吉輝紗良(初出場)
・星野純子(2回目)

男子モーグルの代表に内定した堀島行真選手は「今シーズンのここまでのワールドカップで、すべて表彰台に立つことができた。オリンピックでメダル獲得を最低限としている中で、準備の段階としてはしっかりできた」と振り返りました。
オリンピックに向けては「金メダルが見える状態で大会に挑める。自分がこだわっているカービングターンがここ2、3年で世界から認めてもらえているのでそこの部分に自信を持っていきたい」と話しました。
堀島選手はピョンチャンオリンピックの金メダリスト、カナダのミカエル・キングズベリー選手とともに今大会の金メダルを争うとも言われています。そのキングズベリー選手については「彼は自分に刺激を与えてくれる。お互いが高めあえる存在だ。自分に足りない滑りのきれいさが出せれば勝つことができると思う。どちらが世界一にふさわしいかその差になると思う」と本番を見据えていました。

2大会連続で内定した原大智選手は「本当にほっとしている。これまでいろいろなことがあって諦めかけていたが、オリンピックの舞台に戻って来られてうれしい」と率直な心境を語りました。原選手は、おととし競輪選手としてデビューを果たし二刀流として北京大会の代表の座をつかみました。
ここまでの道のりについて「本当によくやった」とみずからをほめたうえで「競輪で鍛えたフィジカル面をモーグルのターンに変換できた。ターンの切り返しがうまくなっている」と二刀流の相乗効果について説明しました。今シーズン限りで、モーグルの引退を表明している原選手は最後となるオリンピックに向けて「楽しんで滑る姿を見せたい。出るからには金メダルを目指して頑張りたい」と2大会連続のメダル獲得へ意気込んでいました。

杉本幸祐選手は27歳で初めてオリンピック代表に内定したことについて「夢の舞台に立てて素直にうれしい。両親やお世話になった人に自分の最高の滑りを見てもらいたい。諦めるタイミングもあったが、オリンピックを目指したいという意思が強く、気持ちがぶれなかった」と心境を話しました。
そのうえでオリンピック本番に向けては「スタートからゴールまでの総合力であれば、世界と戦えると思う。メダル争いをしたい」と意気込んでいました。

松田颯選手は「まだ実感がないのが正直なところ。今シーズン、モーグルにおいて一番大きなオリンピックの舞台に出られるとは思っていなかった」と喜びを語りました。
そして「運に恵まれて内定できた部分もある。オリンピックまで練習する時間があるので、気持ちを切り替えていきたい。本番ではまわりに流されず自分の滑りをしてきたい」と意気込みを話していました。

女子モーグルの代表に内定した川村あんり選手は「スキーを始めたころから憧れていた大会で、滑ったことのないコースなのですごく楽しみだ」と笑顔で話しました。
今シーズン、ワールドカップですでに3勝を挙げるなど好調の要因については「安定したターンでスピードも出ているし大きく崩れない強みを発揮できている。小さいころからいろいろなコースを滑ってきたことで、どんなコースでも安定した滑りができることにつながっていると思う」と説明しました。
そのうえでワールドカップの総合トップとして初めてのオリンピックに臨むことについて「わくわくで楽しみな気持ち。今は体から板まで自分が思っているように動く感覚があり、自信を持って滑ることができている。自分が持っているものをすべて出して金メダルを獲得したい」と意気込みを語りました。
都内の高校に通う川村選手は、中学校までの9年間を過ごし練習を重ねた新潟県湯沢町について聞かれ「吸収の技術やあとから修正することが難しい基本的な部分を教えてもらった自分を育ててくれたホーム。しっかり報告したい」と話していました。

住吉輝紗良選手は「前回のピョンチャン大会は代表になれず、そこから4年間、つらくない日がなかった。今回、ずっと夢だったオリンピックの舞台に行けることがすごくうれしい」と笑顔で話しました。初出場となるオリンピックに向けては「次のオリンピックは考えていないので、この舞台は1回しか経験できないと思っている。ターンを武器に楽しんで滑れたらなと思う」と意気込みを話していました。

初めてのオリンピックに臨む冨高日向子選手は「小さいころから憧れていた舞台に自分が出られることが夢みたいでうれしい。正直、実感がない」と喜びを語りました。北京大会に向けては「オリンピックに向けてターンで攻めた滑りができるようになった。本番でもいま自分ができるいちばんいい滑りを出しきりたい。そうすれば自然と順位もついてくる。思いきり楽しんでいきたい」と意気込みを話しました。

星野純子選手は「今シーズンは序盤にミスが多くて思うようにいかなかったが、年が明けてから調子が上がってきた。ぎりぎりで内定できてほっとしている」と率直な心境を語りました。
星野選手は今月のワールドカップ第8戦で4位に入るなど結果を残して代表内定をつかみましたが、この時期の心の持ちようについて「むだなことを考えずやるべきことに集中できた」と振り返りました。
2大会ぶり2回目のオリンピックに向けては「自分にとって最後のチャンスになると思うので、悔いのないように思い切り滑っていきたい。やってきた練習の120パーセントを出していきたい」と意気込んでいました。


▽スキークロスは、2018年のシーズンにスキーアルペンから転向した初出場の須貝龍選手など2人です。
・須貝龍(初出場)
・古野慧(初出場)

▽スロープスタイルとビッグエアは、18歳の近藤心音選手が初出場を決めました。
・近藤心音(初出場)

▽ハーフパイプは鈴木沙織選手がピョンチャン大会に続き、2大会連続の出場です。
・鈴木沙織(2回目。2018年ピョンチャン大会14位)

▽アルペンは昨シーズンのワールドカップの男子回転で、日本勢では2017年以来のひとけた順位となる8位に入った初出場の小山陽平選手など、男女合わせて2人が内定しました。
・小山陽平(初出場)
・安藤麻(2回目)
(※各選手の出場種目は現地で決定)



▽クロスカントリーは、41歳の石田正子選手が5大会連続5回目の出場を決めるなど、前回のピョンチャン大会に比べて5人多い7人です。
・馬場直人(初出場)
・宮沢大志(2回目)
・山下陽暉(初出場)
・石田正子(5回目出場。2010年バンクーバー大会個人30キロクラシカル・マススタート5位)
・土屋正恵(初出場)
・児玉美希(初出場)
・小林千佳(初出場)
(※各選手の出場種目は現地で決定)



スノーボードです。



▽ハーフパイプは男女合わせて8人が選ばれました。
このうち平野歩夢選手は、東京大会にスケートボードで出場し日本選手で史上5人目となる夏と冬のオリンピック出場を果たしました。冬のオリンピックのハーフパイプでは、2大会連続で銀メダルを獲得しています。
・平野歩夢(3回目。2014年ソチ大会銀メダル、2018年ピョンチャン大会銀メダル)
・戸塚優斗(2回目。2018年ピョンチャン大会11位)
・平野流佳(初出場)
・平野海祝(初出場)
・冨田るき(初出場)
・小野光希(初出場)
・冨田せな(初出場)
・今井胡桃(2回目)

▽パラレル大回転は、ソチ大会で銀メダルを獲得した竹内選手など2人です。
竹内選手は、冬のオリンピックでは日本女子最多となる6大会連続の出場となりました。
・三木つばき(初出場)
・竹内智香(6回目。2014年ソチ大会パラレル大回転で銀メダル、2018年ピョンチャン大会、パラレル大回転5位)
・高原宜希(初出場)
・中村優花(初出場)

▽スノーボードクロスは、ワールドカップで今シーズン5位に入るなど、ひとけた順位を複数回マークしている高原宜希選手など男女合わせて2人が内定しました。



▽ビッグエアとスロープスタイルは男女合わせて8人です。
女子は、今シーズンビッグエアのワールドカップ初戦で初優勝を果たし、スロープスタイルとともにメダル獲得が期待される17歳の高校2年生、村瀬心椛選手や、岩渕麗楽選手などが選ばれました。
・飛田流輝(初出場)
・濱田海人(初出場)
・大塚健(初出場)
・國武大晃(2回目)
・鬼塚雅(2回目。2018年ピョンチャン大会ビッグエア8位)
・岩渕麗楽(2回目。2018年ピョンチャン大会ビッグエア4位)
・村瀬心椛(初出場)
・芳家里菜(初出場)

これで、すでに発表されているジャンプの選手たちと合わせて55人が選ばれ、スキーとスノーボードの日本代表内定選手がほぼ出そろい、47人だった前回のピョンチャン大会を大きく上回りました。

2月4日に開幕する北京オリンピックは、夏と同じ開催地で開かれる初めてのオリンピックとして17日間の日程で行われます。


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