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「野球殿堂」ヤクルト高津臣吾監督 元中日 山本昌氏ら3人選出

野球 2022年1月14日(金) 午後7:58
「野球殿堂」ヤクルト高津臣吾監督 元中日 山本昌氏ら3人選出

野球界の発展に大きな功績を残した人をたたえる「野球殿堂」に、日米通算313セーブをあげ現在ヤクルトの監督を務める高津臣吾氏や、数々のプロ野球最年長記録を打ちたてた元中日のピッチャー、山本昌氏など3人が新たに選ばれました。


新たに野球殿堂入りしたのは競技者表彰が2人、特別表彰が1人の合わせて3人です。

競技者表彰のうち、引退から5年以上が経過し、現役時代の功績が大きかった選手が対象となる「プレーヤー表彰」にはいずれも現役時代はピッチャーとして活躍した高津氏と山本氏が選ばれました。



高津氏はヤクルトの抑えとして活躍し、最優秀救援投手のタイトルを4回獲得しました。
大リーグでもプレーし、日米通算313セーブを挙げています。
現在はヤクルトの監督を務め、昨シーズンチームを20年ぶりの日本一に導きました。


高津臣吾氏「監督として全力を尽くす」


高津臣吾氏は、野球殿堂入りが伝えられる式典で「いろいろな国、人々と接し、そのおかげで野球人として成長できました。真剣勝負で戦う様子を見てもらうことが野球の発展につながると思うので、監督として全力を尽くします」とスピーチしました。

高津氏は式典のあとの会見で「うれしいというより、会見の席に座っていいのかという気持ちだ。すばらしい先輩方の中に入ってていいのかというのが率直な気持ちだ」と心境を語りました。

大リーグを含む、海外や独立リーグでの経験については「なりふり構わず好きな野球がプレーしたい気持ちで現役を続けてきた。難しい時期もたくさんあったが、振り返るとすごく楽しく、悔いのない経験だった」と話しました。

現役時代に指導を受け、おととし亡くなった野村克也さんに向けては「褒めてくれると思う。ただ、多くのことばはないと思うが『おめでとう』と言ってくれると思う」と話していました。

そして今後に向けて「ユニフォーム着ている間は、常にファイティングポーズをとり続けて戦う姿勢を見せないといけない。これが球界を盛り上げていく一番の近道だと考えている」と力を込めました。



また、山本氏は現役時代、中日一筋で32年間プレーし、41歳でノーヒットノーラン、49歳で勝利、50代での登板などプロ野球の数々の最年長記録を打ちたてました。

さらにアマチュア野球など幅広く野球の発展に貢献した人をたたえる特別表彰には、首都大学野球連盟の設立のほか野球の国際化などにも尽力し、平成3年に亡くなった東海大の創立者、松前重義氏が選ばれました。


山本昌氏「これからも野球道に打ち込んでいきたい」


山本昌氏は、野球殿堂入りを伝えられる式典で「恩師、友人、先輩、誰1人欠けてもここにはいられませんでした。プロでもすばらしい監督に指導していただきました。これからも野球道に打ち込んでいきたいです」と心境を語りました。

山本氏は、式典のあとの会見で「40歳を過ぎたころから、いろいろな方から声をかけてもらった。皆さんの気持ちの張りやモチベーションにつながったのなら、うれしい」と話していました。

そして、現役時代に指導を受けた監督などに感謝の気持ちを伝えたうえで「星野仙一さんや、高木守道さんには、直接報告したかった」と話していました。

現役のベテランのピッチャーに向けては「自分が思っているほど、周りは『辞めてくれ』とは思っていない。僕を超えるピッチャーがいたらうれしい。50歳を超えてプレーしていたら、現地に応援に行く」とエールを贈りました。

今後に向けては「新型コロナの影響で野球教室が減っているのが残念だが、再開したら積極的に参加し、野球の楽しさを広め、技術を伝えていきたい」と話していました。


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