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パラスポーツ普及“障害者が施設利用しにくい現状変える必要”

2021-12-16 午後 04:10

  

東京パラリンピックをきっかけに、パラスポーツの普及やバリアフリーを進めるための課題や方策を話し合う懇談会が開かれ、アスリートから、障害者がスポーツ施設を利用しにくい現状を変える必要があるなどとする意見が出されました。


懇談会は16日、都庁で開かれ、パラスポーツのアスリートのほか文化人や有識者などが参加して、大会後のパラスポーツの普及やバリアフリーの推進に向けて意見を交わしました。

この中で、演出家のテリー伊藤さんは「パラスポーツの選手の人柄を知る機会を増やしていけば、親しみを持ててもっと応援したくなるのではないか」と述べました。

また、パラアイスホッケーの上原大祐さんは「障害によってはスポーツ施設が借りられない問題があり、どう解決していくかがわれわれの使命だ」と述べました。

懇談会のあと、上原さんは「あちこちに『体育館を貸してください』と言っても、いまだに断られるのが現状で、使えるところを探すほうが難しい。施設の人に研修を行ったり貸してくれない理由を調査し直したり、根本的な取り組みが必要だ」と話していました。


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