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「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に池田向希 五輪競歩で銀

2021-12-09 午後 09:53

  

陸上でことし最も活躍した選手に送られる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に東京オリンピック、男子20キロ競歩で日本選手として初めて銀メダルを獲得した池田向希選手が選ばれました。


日本陸上競技連盟は、ことし活躍した選手を表彰する年間式典を都内で開きました。

このうち年間最優秀選手に当たる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」には競歩の池田選手が選ばれました。

23歳の池田選手は展開によって臨機応変に対応できる冷静なレース運びが持ち味で、初めてのオリンピックとなった東京大会の男子20キロ競歩で日本選手では初めてとなる銀メダルを獲得しました。

優秀選手賞には東京オリンピックで活躍した選手から
▽女子1500メートルで東京大会の予選と準決勝で日本記録を更新し、8位に入賞した田中希実選手
▽男子3000メートル障害で日本選手で初となる7位に入賞した三浦龍司選手
▽男子20キロ競歩で銅メダルを獲得した山西利和選手が
選ばれました。

またことし2月のびわこ毎日マラソンで日本選手で初めての2時間4分台となる日本記録を更新した鈴木健吾選手も選ばれました。

新人賞には
▽男子110メートルハードルの泉谷駿介選手
▽女子マラソンの一山麻緒選手
▽高校生で中・長距離が専門の佐藤圭汰選手
▽女子ハンマー投げの村上来花選手が
選ばれました。

このほか特別賞には東京パラリンピックの男子400メートルと1500メートルの車いすのクラスでそれぞれ金メダルを獲得した佐藤友祈選手が選ばれました。


池田選手「目標にしている賞だったので光栄に思う」


「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた池田向希選手は「目標にしている賞だったので光栄に思う。賞の名に恥じぬように、これからも1年、1年、結果を残せるように頑張りたい。競歩を人気種目にしたいという思いがあるので、今後も貢献していきたい」と喜びを語りました。

この夏の東京オリンピックについては「メンタル面も含めて準備を徹底すれば、手足が長く技術も高いヨーロッパや中国にも通用することを感じることができた。銀メダルという結果を出して、今後は簡単に負けられない、簡単に諦められないといういいプレッシャーを得ることができた」と振り返っていました。


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