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スノーボードW杯 岩渕麗楽が今季初優勝 ビッグエア第2戦
2021-12-05 午前 06:27

スノーボードのワールドカップ、ビッグエアの第2戦が4日、アメリカで行われ、19歳の岩渕麗楽選手が今シーズン初優勝を果たしました。
スノーボードのワールドカップ、ビッグエアの第2戦は4日、アメリカ・コロラド州で行われ、日本勢は男女合わせて4人が出場しました。
ビッグエアは急斜面を滑り降りて空中に飛び出し、技の難易度や完成度などを100点満点で採点します。
決勝は3回の滑走のうち得点の高い2回の合計点で競います。
女子は予選を1位で通過した岩渕選手と今シーズン初戦で初優勝した17歳の村瀬心椛選手が上位8人で争う決勝に進みました。
このうち岩渕選手は高さを生かしたジャンプで1回目にトップとなる87.25を出したあと、3回目で板をつかみながら回転するなど難易度の高い技を決めて91点をマークし、合計178.25で今シーズン初優勝を果たしました。
岩渕選手はワールドカップ通算7勝目、ビッグエアでは通算6勝目です。
村瀬選手は1回目で86.75の高得点をマークしましたが、その後の滑走では着地が大きく乱れるなどして7位でした。
一方、昨シーズンの世界選手権で銅メダルを獲得した23歳の鬼塚雅選手は、今シーズンの初戦に続いて決勝に進むことができませんでした。
男子は20歳の大塚健選手と16歳の荻原大翔選手が10人で争う決勝に進み、荻原選手が7位、大塚選手が9位でした。
岩渕「自分の滑りを出しきれての優勝なのでうれしい」
岩渕麗楽選手は「これまで自分の中での最高に近い技で勝つことができていなかったが、今回、自分の滑りを出しきれての優勝なのでうれしい」と喜びを語りました。
その一方で「着地で納得できない部分があるので北京オリンピックまで気を緩めず、逆に引き締めて技の完成度を上げていきたい」と課題も口にしました。
並行して取り組むスロープスタイルについては「自分の課題は障害物だと思う。今回、ビッグエアのジャンプでつけた自信をそのままに、スロープスタイルでもいい成績を残せるように頑張っていきたい」と意気込んでいました。