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大相撲九州場所 初日の見どころ
2021-11-14 午前 04:30

大相撲九州場所は14日、初日を迎え、先場所優勝の横綱・照ノ富士は新三役の小結・霧馬山の挑戦を受けます。
福岡市で行われる九州場所は去年、新型コロナウイルスの影響で東京・両国の国技館に会場を変更して11月場所として行われたため2年ぶりの開催となります。
史上最多、優勝45回の横綱・白鵬が現役を引退し、先場所優勝した照ノ富士が一人横綱となりました。
その照ノ富士は初日の結びの一番、新三役の小結・霧馬山の挑戦を受けます。
過去4回の対戦はいずれも照ノ富士が勝っています。
ともに四つ相撲を得意としていますが、がっぷりと組み合う展開となれば、照ノ富士が断然、優位となりそうです。
ただひとりの最高位として場所を引っ張る上で、照ノ富士は危なげない内容で白星スタートを切れるか注目されます。
対する霧馬山は新三役の初日から厳しい対戦が組まれましたが、鋭い立ち合いからまわしにこだわらずに攻め手を工夫して、チャンスを見いだしたいところです。
大関・正代は前頭筆頭の大栄翔との対戦です。
正代としては過去7勝8敗と負け越している相手に立ち合いで押し込んで、主導権を握れるかが勝負のポイントになります。
一方の大栄翔は先場所、照ノ富士を破るなど10勝を挙げて殊勲賞を獲得しています。
今場所も初日から大関戦勝利をあげて、勢いを続けていきたいところです。
もうひとりの大関・貴景勝は初日、過去3勝1敗の前頭筆頭・若隆景と対戦します。