ニュース野球

ヤクルト・巨人 ファイナルステージに向け選手たちが調整

2021-11-09 午後 08:20

  

プロ野球のクライマックスシリーズファイナルステージが10日から始まるのを前に、セ・リーグ優勝のヤクルトと、クライマックスシリーズのファーストステージを2連勝で勝ち進んだ巨人の選手たちがそれぞれ調整を行いました。


6年ぶりにセ・リーグを制したヤクルトは10日から始まるファイナルステージで、3位からファーストステージを突破した巨人と対戦します。

ファイナルステージはリーグ優勝のヤクルトに1勝のアドバンテージがあり、先に4勝したチームが日本シリーズに進みます。

9日は雨が降っていたためヤクルトの選手たちは、午後2時から本拠地の神宮球場に隣接する室内練習場で2時間ほど調整を行いました。

新型コロナウイルスの対策のため練習の様子は公開されませんでした。



高津臣吾監督は、練習後報道陣の取材に応じ「短期決戦なので勢いや流れが試合の行方を左右する。序盤から優位に立つ戦いを進めていきたい」と意気込みを語りました。

そのうえで「信頼して選手たちを送り出すので、何の不安もない。全力で当たるだけです」と話していました。

ヤクルトは第1戦で、今シーズンチームトップの9勝を挙げた2年目の奥川恭伸投手が先発する予定です。

高津監督は、奥川投手を起用することについて「たくさん理由があるが、今の状態や彼の今後を考えて、かなり前から第1戦で先発させることを決めていた。自分のピッチングを大事にしてほしい」と期待を寄せていました。


巨人も神宮球場で調整


セ・リーグで3位の巨人は、クライマックスシリーズのファーストステージで不動の4番、岡本和真選手が上半身のコンディション不良で欠場する中、2位・阪神に2連勝してファイナルステージに進み、10日からリーグ優勝したヤクルトと神宮球場で戦います。

第1戦を前に、選手たちは午後4時半ごろからおよそ2時間、神宮球場で練習を行いました。

このうち、バッティング練習では岡本選手に代わってファーストステージで4番に座り、7日の第2戦で決勝のタイムリーを打った丸佳浩選手が、力強い打球を広角に打ち分けていました。

一方、岡本選手は9日も別メニューで調整し、外野でランニングをしたり、ティーバッティングを行ったりしていましたが、バッティング練習はしませんでした。



また、10日に先発する予定の山口俊投手が、ファーストのベースカバーなど、内野との連係プレーの確認を行ったほか、ブルペンで投球練習をして調整しました。

山口投手は「逃げることなく攻めていければ、いい結果につながると思う。初戦を勝って、いい形で次につなげられるように最少失点で抑えるピッチングをしたい」と意気込んでいました。

ファイナルステージは、リーグ優勝したヤクルトに1勝のアドバンテージがあり、先に4勝したチームが日本シリーズに進みます。


関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス