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ロッテ 鳥谷が引退会見「ベストを尽くした 心残りはない」

2021-11-03 午後 04:27

  

プロ野球で通算2000本安打を達成し、先月、今シーズン限りの現役引退を発表したロッテの鳥谷敬選手が会見を開き「どんな状況でもベストを尽くした。心残りはない」と心境を語りました。


40歳の鳥谷選手は平成16年に早稲田大から阪神に入団し、通算2000本安打を達成するなど長年、チームの顔として活躍しました。

去年からはロッテでプレーしていましたが、今シーズンは32試合の出場にとどまり、先月、今シーズン限りでの現役引退を発表しました。



鳥谷選手は3日、本拠地のZOZOマリンスタジアムで会見を開き、引退を決めた理由について「ことし1年間、チームへの貢献度がなく、そろそろ辞めないといけないと思っていた。今シーズンの全日程が終わったときに引退するという気持ちに変わりはなかった」と話しました。

会見では16年を過ごした阪神でのプロ生活を振り返り「グラウンドに立つ以上、いろんな人の思いを背負っていると感じていた。自分の感情だけで投げ出したり逃げ出したりできないと思っていた」とプレッシャーを感じながらプレーしていたことを明かしました。

また、ロッテについて「人間としてたくさんの勉強ができた。1打席しかなくても大きな歓声を受ける場面もあり、心が折れそうなときに助けてもらった」とファンへの感謝の思いを話しました。

そして「どんな状況でもベストを尽くすところは見てもらえたと思うし、それが長く続けられた秘けつで、自分が唯一残せたものだと思う。心残りはない」と心境を語りました。

会見の最後には早稲田大の後輩でチームメートの中村奨吾選手から花束が贈られ笑顔で受け取っていました。


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