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パ・リーグ全日程終了 オリックスの山本が投手4冠

2021-10-30 午後 11:37

  

プロ野球、パ・リーグはレギュラーシーズンの全日程が30日で終了し、25年ぶりに優勝したオリックスの山本由伸投手が最多勝や最優秀防御率などピッチャーの主なタイトル4つをすべて獲得しました。


投手部門です。

オリックスの5年目、山本投手は18勝、防御率1.39で奪った三振206個、勝率7割8分3厘でした。

この結果、最多勝と最高勝率に加え、いずれも2回目となる最優秀防御率と最多奪三振に輝きました。

ピッチャーの主なタイトル4つをすべて獲得したのは、平成18年にソフトバンクの斉藤和巳さんが達成して以来、15年ぶりとなります。

最多セーブはロッテの10年目、益田直也投手が38セーブをあげ8年ぶり2回目の獲得。

最優秀中継ぎは日本ハムの5年目、堀瑞輝投手が42ホールドポイントをあげ初タイトルです。

打撃部門です。

首位打者はオリックスの6年目、吉田正尚選手が打率3割3分9厘、出塁率4割2分9厘で2年連続2回目の首位打者と初の最高出塁率のタイトルを獲得です。

ホームラン王もオリックスの6年目、杉本裕太郎選手が32本のホームランを打って初めてのタイトル獲得。

打点王は楽天の島内宏明選手が96打点をあげ、10年目にして初のタイトルです。

最多安打は169本のヒットを打ったロッテの12年目、荻野貴司選手が初めて獲得しました。

盗塁王は荻野選手と4年目の和田康士朗選手のロッテの2人、西武の5年目、源田壮亮選手と日本ハムの11年目、西川※ハル輝選手の合わせて4人が24個の盗塁で並びました。

同一タイトルを4人が同時に獲得するのは史上初となります。

西川選手は3年ぶり4回目で残る3選手は初めてです。


オリックス 山本由伸「来年さらにレベルアップ」


パ・リーグでピッチャーの主な4つのタイトルを独占したオリックスの山本由伸投手は、「とにかく一試合一試合、精いっぱいやった結果。シーズン前に取れるタイトルは全部取りたいと思っていたので実現できてうれしい。クライマックスシリーズと、日本シリーズがまだあるので、チーム全員で勝ちきって日本一になるということを目指してやっていきたい」と話しました。

いちばん印象に残る試合として25年ぶりのリーグ優勝に大きく近づいた今月25日の楽天とのレギュラーシーズン最終戦をあげ「本当に絶対勝たないといけない試合で、勝つことができていちばんうれしかった。よかった試合だと思う」と振り返りました。

そのうえで、「シーズンを1年戦うと課題もたくさん見つかり、悔しいこともあったので、来年さらにレベルアップしてもっともっと、いい結果が出せるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓いました。

一方、初のタイトルとなるホームラン王に輝いた杉本裕太郎選手は、「まさかホームラン王を取れると思っていなかったのでびっくりしている。ホームラン王ももちろんうれしいが、パ・リーグのいいピッチャーから打てたことは自信になる」と話しました。

杉本選手は今シーズン、4番に抜てきされ、昨シーズンまでの5年間で通算9本だったホームラン数をことしは32本に大幅に増やしました。

その要因について「4番は4番目に立ってるだけという意識で気負うことなく打席に入っていた。ホームランばかりねらうのではなくて、振りすぎなくなったことが要因だと思う」と振り返っていました。

また2年連続の首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した吉田正尚選手は「チームとして優勝できたことがいちばんだが、打撃タイトルも1つの目標にしていたので、素直にうれしい。しかしもう1つの目標の全日程を戦い抜いてのタイトルではなかったので、来年の課題にして頑張っていきたい」とコメントしています。


最多セーブ ロッテ 益田「優勝できなかった方が悔しい」


2回目となる最多セーブのタイトルを獲得したロッテの抑え・益田直也投手は「優勝できるかできないかのところでラスト3試合までやっていたので、タイトルよりも優勝できなかった方が悔しい」と話しました。

そのうえでクライマックスシリーズに向けて「セーブの場面でなくても試合数も少ないしどんどん投げていきたい」と意気込んでいました。


最多安打と盗塁王 ロッテ 荻野「達成感の方が大きい」


最多安打と盗塁王のタイトルをともに初めて獲得したロッテの荻野貴司選手は「タイトルを取れたことはうれしいが、まだあまり実感はない。個人としては最後までやりきれた達成感の方が大きい」とプロ12年目でレギュラーシーズン全試合に出場したことへの手応えも口にしていました。


盗塁王 ロッテ 和田「同時受賞は本当にうれしい」


盗塁王を初めて獲得したロッテの和田康士朗選手は「取れると思っていなかったので、びっくりしている」と率直な思いを話しました。

そしてチームメートの荻野選手とともに盗塁王となったことについて「育成選手の時から声をかけてもらっていたので、同時受賞は本当にうれしい」と話していました。


盗塁王 西武 源田「周りの選手たちに感謝の気持ち」


初めて盗塁王のタイトルを獲得した西武の源田壮亮選手は「うれしい気持ちとびっくりという気持ちの両方。すでに全日程を終えていたので、ここ数日はあまりタイトルを意識することはなかった。盗塁はバッターボックスにいる打者の1球や2球を犠牲にしているし、自分1人では達成できないものなので、周りの選手たちに感謝の気持ちでいっぱいだ」と球団を通じてコメントしています。


パ・リーグの観客数 去年から約6割増


プロ野球、パ・リーグはレギュラーシーズンの全日程が終了した30日、今シーズンの観客数が去年に比べておよそ60パーセント増えて330万7515人だったと発表しました。

プロ野球はことしも新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、首都圏の球団を中心に一部の球場で無観客試合が行われるなど、去年に続いて観客数制限の影響を大きく受けました。

こうした中で、試合数は去年の120試合から143試合に戻ったことで、パ・リーグの今シーズンの観客数は330万7515人と、去年のおよそ207万人からおよそ60パーセントの大幅な増加となりました。

球団別ではロッテの63万3453人が最多で、最も少なかったのがオリックスの43万1601人でした。


西武の最下位は昭和54年以来


パ・リーグは30日、ロッテ対日本ハムの1試合が行われ、日本ハムが5対3で勝ちました。この結果、日本ハムの5位と西武の最下位が確定しました。

西武が最下位に終わるのは埼玉県所沢市に本拠地が移転した42年前の昭和54年以来となります。

パ・リーグでは今シーズン、2年連続で最下位だったオリックスが25年ぶりに優勝し、2位がロッテ、3位が楽天、4位がソフトバンクでした。

日本シリーズ進出をかけて戦うクライマックスシリーズは、セ・パ両リーグともに来月6日に3試合制のファーストステージが開幕します。

パ・リーグはロッテと楽天がロッテの本拠地、千葉市のZOZOマリンスタジアムで、対戦します。


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