ニュース相撲

大相撲 九州場所を前に合同稽古 霧馬山ら精力的に汗流す

2021-10-25 午後 05:46

  

来月の大相撲九州場所に向けて25日から合同稽古が始まり、新三役を目指す霧馬山などが精力的に汗を流しました。


大相撲は、史上最多となる45回の優勝を果たした横綱 白鵬が現役を引退し、照ノ富士が一人横綱となりました。



東京 両国の国技館にある相撲教習所では、来月の九州場所に向けてほかの部屋の力士どうしによる合同稽古が始まり、十両以上の関取合わせて9人が参加しました。

このうち、先場所前頭2枚目で9勝を挙げた霧馬山は、関脇 御嶽海や小結 高安などと合わせて22番相撲を取りました。

霧馬山は、鋭い立ち合いや力強い寄りなどを見せ「九州場所ではまず勝ち越しを目指し、けがをしないようにやっていきたい」と話していました。

元横綱 白鵬と同じモンゴル出身の霧馬山は「相撲をやる前からテレビでずっと見ていた存在。自分たちももっと頑張らないといけない」と気を引き締めていました。

一方、先場所前頭6枚目で10勝を挙げた阿武咲は、圧力のある突き押しなどで11番取って精力的に汗を流し「関取衆と肌を合わせるだけでも違う。一日、一日しっかりやっていきたい」と決意を示しました。

また阿武咲は、元横綱 白鵬が現役時代に始めた子どもたちを対象にした相撲大会「白鵬杯」で優勝していて「もっと白鵬関とやりたかったが、結局1番しか勝てなかった。悔しい思いがあるので、そういう後悔がないようこれから先、もっと大事にやっていきたい」と話していました。

大相撲の合同稽古は今月28日まで行われます。


宮城野部屋 石浦「みんなを引っ張り手本になりたい」


元横綱 白鵬の間垣親方の弟弟子にあたる宮城野部屋の石浦は、横綱から学んだことについて「いちばんは基礎運動だ。プロに入る前から基礎運動の大切さは教わってきたが、大横綱が『いちばん大事なんだ』と実践されてきた。改めて基礎の大切さを感じた。部屋の中でしこを踏んで、いちばん汗をかかれていた。僕らも負けないようにやっているがすごい」と話していました。

九州場所に向けては「部屋頭になるのでみんなを引っ張っていきたい。自分もお手本になる言動を心がけたい」と意気込みを示していました。


関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス