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ネイサン・チェン 北京五輪へ「できる準備すべて行っている」
2021-10-19 午後 03:47

来年の北京オリンピックで活躍が見込まれるアメリカの選手たちが19日、記者会見に臨み、フィギュアスケートの世界選手権で3連覇中のネイサン・チェン選手は「できる準備はすべて行っている」と意気込みを話しました。
アメリカオリンピック・パラリンピック委員会は19日、来年の北京オリンピックで活躍が見込まれる選手たちの記者会見をオンラインで開きました。
このうちフィギュアスケートでは、世界選手権の男子シングルで3連覇中のチェン選手が参加しました。
チェン選手は10月、アメリカで行われるグランプリシリーズの初戦に出場する予定で、オリンピックシーズンに向けて「とてもワクワクしている。初戦は新しいプログラムを披露する絶好の機会になる。できる準備はすべて行っている」と意気込みを話しました。
チェン選手は、母親が北京の出身だということで「今も北京には多くの親族がいる。つながりがある場所でオリンピックに出場することは、私にとって本当に大きな意味がある」と話していました。
チェン選手は、前回のピョンチャン大会では男子シングルで5位に終わっていて、当時を振り返ったうえで「あのころは試合に向けて多くのルーティーンがあり、オリンピックではすべてやって臨んだがうまくいかなかった。そうした経験から、今はすべてのルーティーンをやめた」と述べました。
そのうえで「近い将来、私はスケートから一歩離れることになるので、残り限られた大会をできるかぎり楽しみたい」と今シーズンにかける強い思いを話していました。