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カーリング混合ダブルス 松村 谷田ペアが世界最終予選の代表に

2021-09-20 午後 06:48

  

来年の北京オリンピックにつながるカーリング、混合ダブルスの代表決定戦は20日、予選リーグを勝ち上がった2組による決定戦が行われ、第2戦で松村千秋選手と谷田康真選手のペアが8対7で吉田夕梨花選手と松村雄太選手のペアを破り、対戦成績を3勝1敗として代表に決定しました。


カーリングの混合ダブルスの代表決定戦は18日から北海道稚内市で無観客で開催され、20日は予選リーグを勝ち上がった2組による決定戦が行われました。



予選リーグの2試合を含めて先に3勝したペアが、ことし12月に行われる北京オリンピックの世界最終予選の代表となります。

決定戦の第1戦は松村千秋選手と谷田選手のペアが7対5で勝ち、対戦成績を2勝1敗として代表決定に王手をかけて第2戦に臨みました。

第2戦は、松村千秋選手と谷田選手のペアが3対3の同点で迎えた第5エンドで3点を奪われて苦しい展開になりましたが、続く第6エンドで大量得点のチャンスを作ると松村千秋選手がラストショットをねらいどおり決めて一挙4点を奪い返し7対6と逆転しました。

第7エンドで再び同点に追いつかれたものの、最後は有利な後攻となった第8エンドの途中で相手が負けを認めたため、1点を追加して8対7で勝ちました。

この結果、松村千秋選手と谷田選手のペアが対戦成績を3勝1敗としてことし12月に行われる北京オリンピックの世界最終予選の代表に決まりました。

この最終予選で出場14チーム中、2位以内に入れば北京オリンピックの出場枠を獲得し代表に内定します。


決定戦後の選手談話


決定戦を制した谷田選手は「今大会は不利な状況から勝ったり、競って敗れたりすることが多く、その経験があったからこそきょうの試合でも逆転できると思っていた。勝ちきることができてことばが出てこないくらいうれしい」と喜びを語りました。

また、松村選手は「これまで過去2回、代表決定戦で敗れて逃してきたのでまだ実感はわいていないが、代表になることができてホッとしている。世界最終予選に向けては各国が日本とは違う戦術を仕掛けてくると思うので、勉強してレパートリーを増やしていきたい」と話していました。

一方、敗れた松村選手は「負けたが相手のパフォーマンスがすごかったので結果には納得している。混合ダブルスとしての代表は逃してしまったが、4人制の代表があるので今大会で学んだことをチームに持ち帰ってやっていきたい」と話していました。

また、吉田選手は「予選を含めてレベルの高い代表決定戦だった。混合ダブルスのレベルが上がっていることがわかってもらえたと思うし、楽しさやおもしろさも伝えられたと思う」と話していました。


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