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東京パラリンピック「共生社会の気付きにつながった」JPC会長

2021-09-17 午後 04:48

  

JPC=日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長が17日、会見を行い、東京パラリンピックが社会に与えた影響について「多くの人が選手のパフォーマンスを見て、障害者への見方が変わり、共生社会の気付きにつながったと思う」と述べました。


東京パラリンピックは今月5日に閉幕し、日本は13個の金メダルを含む合わせて51個のメダルを獲得しました。



大会についてJPCの鳥原会長は、日本記者クラブがオンラインで開いた会見で「多くの人が選手のパフォーマンスを見て、障害者や障害についての見方が変わり、共生社会への気付きにつながったと思う。学校連携観戦で、子どもたちが可能性に挑戦する勇気と違いを認め合う大切さを理解できたと思う」と総括しました。



そして、東京大会のレガシーについては「社会基盤のバリアフリーが進み、障害者だけでなく、高齢者なども暮らしやすくなったし、心のバリアフリーも浸透している。さらにパラスポーツへの関心も高まっていて、次世代のアスリートの発掘や競技施設の拡充など、環境面でもいい影響がある」と述べました。

そのうえで「生まれたレガシーを持続させて普及を進めるためには、障害者が身近な地域で日常的にスポーツを楽しめる環境を整えていく必要がある」と今後に向けた課題も指摘しました。


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