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パラリンピック アーチェリー男子 宮本は3回戦で敗れる
2021-08-31 午後 05:56

東京パラリンピックのアーチェリーは男子個人コンパウンドの決勝トーナメントが行われ、宮本リオン選手は3回戦で中国の選手に敗れ、準々決勝進出はなりませんでした。
コンパウンドは少ない力で引くことのできる滑車のついた弓を使って50メートル先の的を狙います。
決勝トーナメントは1対1の対戦形式で、1本ずつ交互に合わせて15本の矢をうって得点を競います。
男子個人コンパウンドの決勝トーナメント3回戦に出場した宮本選手は、ランキングラウンド1位の中国の何梓豪選手と対戦しました。
宮本選手は15本の矢のうち6本を最高得点の10点に命中させましたが、実力者の何選手はそれを上回る11本を10点に集め、宮本選手は139対146で敗れ準々決勝進出はなりませんでした。
何選手はその後も勝ち進み、この種目で金メダルを獲得しました。
銀メダルはイランのラメザン・ビアバニ選手、銅メダルは中国の艾新亮選手でした。
一方、31日夕方、岡崎愛子選手が出場する予定だった女子個人の車いすで障害の程度が重いW1のクラスの決勝トーナメントは、悪天候から落雷のおそれがあるとして、9月1日午前に順延されました。
「ベストなパフォーマンスは見せられた」
宮本選手は「完敗だったし、すごく強くて力の差を見せつけられた。それでも世界の強豪選手たちとこの舞台で戦えたのは夢のようだったし、ふだんから仲がよい選手で『この舞台で戦いたいね』と約束していたので、それが果たせのはよかった」と話しました。
そのうえで、「悪いところもいいところもあったが、自分が今持てるベストなパフォーマンスは見せられたと思う。一つ一つ追いつければいいと思ってやっていたが、離されてしまったのは自分の未熟さだと思う」と振り返っていました。