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大リーグ 大谷翔平の試合解説の元名投手 差別的表現で出演停止
2021-08-19 午後 05:00

大リーグで通算254勝をあげた往年の名投手、ジャック・モリス氏がタイガースとエンジェルスの試合の解説で大谷翔平選手への差別的な表現があったとして、テレビ局から無期限の出演停止処分を受けました。
66歳のモリス氏は、現役時代にタイガースなどで通算254勝をあげアメリカ野球殿堂入りも果たした名投手で、現在はタイガースの試合でテレビ中継の解説者を務めています。
モリス氏は17日のエンジェルス戦で解説した際、大谷選手をバッターとしてどう抑えるか問われ「とても、とても、慎重に」と発言し、この時のアクセントがアジア系特有のアクセントをまねていて差別的だと非難されていました。
モリス氏はその後、中継の中で「アジア系コミュニティーの人たちに謝罪したい。大谷選手を攻撃する意図はなく彼を本当に尊敬している」と謝罪しましたが、中継していたテレビ局は18日、モリス氏を無期限の出演停止処分にすると発表しました。
大谷選手は、この件について「動画で聞いたが、個人的には全然気にしていない。処分については自分が言うところではない。影響力がある方だと思うので、その辺はもちろん難しいところだと思う」と話していました。