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五輪会場間違えたジャマイカ選手を支援 スタッフに感謝の式典

2021-08-19 午後 01:41

  

東京オリンピックで金メダルを獲得したジャマイカ代表の陸上選手が競技会場を間違えた際、大会スタッフの女性が正しい会場までのタクシー代を貸してあげたことを受けて19日、都内のジャマイカ大使館で女性に感謝を伝える式典が行われました。


東京 港区のジャマイカ大使館に招かれたのは東京オリンピックで大会スタッフを務めた河島ティヤナさんです。

河島さんは、東京オリンピックの陸上男子110メートルハードルで金メダルを獲得したジャマイカ代表のハンスル・パーチメント選手が今月4日の準決勝当日、バスを乗り違えて誤った競技会場に着いた際、国立競技場までのタクシー代を貸してあげました。

パーチメント選手は、バスを使って移動すればウォーミングアップに間に合わないおそれがありましたが、タクシーで直接向かったことで、無事にレースに出場できたということです。



式典では、パーチメント選手からのビデオメッセージが流され「国を代表して深くお礼を述べたい。あなたの支援に心から感謝している。ありがとう」などと伝えると河島さんは「私は自分ができることをただやっただけです」と応えていました。

パーチメント選手は金メダル獲得後、河島さんのもとを訪れて直接、お礼した動画をSNSに投稿し話題となっていて、ジャマイカ政府は今後、河島さんを本国への観光旅行に招待する予定だということです。


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