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夏の甲子園 雨で第1試合ノーゲーム 午後第3試合から再開目指す
2021-08-19 午後 01:12

甲子園球場で開かれている夏の全国高校野球は19日、第1試合が雨のため5回途中でノーゲームとなりました。大会本部によりますと19日の第1試合と第2試合は20日に延期され、残る2試合は天候の状況を見極めながら午後の開始を目指すということです。
夏の全国高校野球は19日、第1試合の滋賀の近江高校と福島の日大東北高校の試合が予定どおり始まりましたが、5回裏の近江の攻撃中に雨が強まったため中断されました。
その後、試合は2時間半近く中断が続きましたが天候の回復のめどが立たないことから午前11時25分にノーゲームとなりました。試合は近江が1対0でリードしていました。
また、大会本部によりますと19日予定されていた試合のうち、ノーゲームとなった第1試合と第2試合の福岡の西日本短大付属高校対東東京の二松学舎大付属高校は20日に延期され、第3試合の京都国際高校対群馬の前橋育英高校と第4試合の栃木の作新学院対香川の高松商業の試合は天候の状況を見極めながら午後3時ごろの開始を目指して準備を進めるということです。
近江高校 多賀監督「あしたは仕切り直して」
雨で試合が2時間半近く中断したあとノーゲームとなった近江高校の多賀章仁監督は「ベンチから雨の甲子園を眺めるというのは選手たちにとって生涯の思い出になると思う。あしたはまた仕切り直していきたい」と話していました。
また、「これまで試合の順延が続き、きょう5回までですが試合ができたことで選手たちもたまっていたものが発散でき、よかったと思います」と話していました。
近江高校 井口選手「気持ちを切り替えてあしたに」
3回にホームランを打った近江高校の井口遥希選手は「狙っていた速球をしっかりと自分のスイングで打つことが出来ました。なんとか最後まで試合をしたいと思っていましたが、また気持ちを切り替えてあしたに臨みたい」と話していました。
その上で「はじめは甲子園の独特な雰囲気に飲まれていましたが、5回までプレーできたのはこれから先にも生きてくると思います」と次の試合に向けて意欲を見せていました。
日大東北高校 宗像監督「ノーゲームは残念」
日大東北高校の宗像忠典監督はノーゲームとなったことについて「試合への入りが上手くいっていた試合だったので、正直ノーゲームは残念に思います。お互いに手の内を知ることになりましたがもう一度仕切り直して、次もきょうのような入りをして勝利をつかみたい」と話していました。
日大東北高校 吉田投手「中止となって気持ち下がる」
ノーゲームとなったことについて日大東北高校の先発ピッチャー、吉田達也投手は、「きょうは速球も走り、変化球のばらつきもなかったのでいいピッチングができたと思う。試合が中止となって正直なところ気持ちが下がってしまったが、また、相手のバッターと勝負することを考えたい」と話していました。