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全国高校野球 大会3日目第3試合 神戸国際大付2-1北海

2021-08-15 午後 11:48

  

夏の全国高校野球、大会3日目の第3試合は、ことし春のセンバツ大会の1回戦と同じ顔合わせとなり、兵庫の神戸国際大付属高校が、春に続いて南北海道の北海高校に、2対1で競り勝ち、初戦を突破しました。


神戸国際大付属と北海はことし春のセンバツ大会1回戦でも対戦し、そのときは神戸国際大付属が延長10回サヨナラ勝ちしました。

試合は2回、神戸国際大付属がノーアウト一塁三塁のチャンスで、9番川西琉成選手がスクイズを決めて1点を先制し、さらに2番山里宝選手のタイムリーツーベースで1点を追加し、2点をリードしました。

投げては阪上翔也投手が5回を1失点でしのぎ、6回からリリーフした楠本晴紀投手がランナーを背負いながらも要所を締めて得点を許しませんでした。

神戸国際大附属高校は2対1で春に続いて北海に競り勝ち、2回戦に進みました。

北海は、エースの木村大成投手が9回、152球を投げ抜いて失点を2回の2点だけにおさえ、打線も再三、得点のチャンスを作りましたがあと1本が出ず、センバツの雪辱はなりませんでした。


北海の平川監督「春夏と同じ相手に1点差負けとは…」


春のセンバツ大会に続いて神戸国際大付属高校に敗れた北海高校の平川敦監督は、「5回以降はうちにもゲームの流れがきて、7回以降はいい攻撃ができていました。春夏と同じ相手に1点差負けしてしまったのは、監督の力の差かなと思います」と振り返っていました。

そのうえで、9回を1人で投げぬいたエースの木村投手については「コロナ禍で計画的な練習ができないなかでも甲子園ですばらしい投球をしてくれたと思います。ことしでいちばんいいピッチングでした」とたたえていました。


北海 木村投手「力を100%出せた いい経験になる」


敗れた南北海道の北海高校の木村投手は、「1回からボール自体は悪くなく、最後まで自分の思ったボールを投げることができました」と振り返っていました。

春のセンバツ大会に続いて2回目となる甲子園については、「最初の甲子園は、自分の力を発揮できなかったとても悔しい甲子園でした。夏も負けてしまいましたが、今回は自分たちの力を100%出せたので、これからの野球人生にとっていい経験になると思います」と話していました。


神戸国際大付 青木監督「勝利の女神が微笑んでくれた」


神戸国際大付属高校の青木尚龍監督は「初戦突破できてうれしい。相手の北海高校の木村投手がすごくいい投手なので立ち上がり点が取れたのがよかった。うちに少し勝利の女神が微笑んでくれた」と試合を振り返りました。

また、6回から楠本晴紀投手を起用したことについては「練習試合や公式戦から、そういう形はとってきていて、継投は元々考えていた。先発の阪上は毎回のようにランナーを抱えていたので、流れを変えたかった」と話していました。


神戸国際大付 山里「もっと練習をしていきたい」


タイムリーを含む3本のツーベースヒットを打った神戸国際大付属高校の山里宝選手は「雨が続いて延期になり、体のメンテナンスや気持ちのコントロールが難しい中、チームで気を抜かないように取り組んできた。それが今回の結果につながったと思う」と振り返りました。

一方で自身の打席については、「結果的には5打数3安打だが、三振であったり、変化球におよがされたりもしたので、もっと練習をしていきたい」と2回戦に向けて、気を引き締めていました。


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