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オリンピック 卓球女子団体 日本が銀メダル

2021-08-06 午前 01:04

  

東京オリンピック、卓球の女子団体の決勝で日本は中国に0対3で敗れて銀メダルを獲得しました。日本はこの種目で3大会連続のメダル獲得です。


東京オリンピックの卓球は5日、女子団体の決勝が行われ、日本は中国と対戦しました。
卓球の団体戦は、ダブルス1試合、シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となります。

第1試合のダブルスには石川佳純選手と平野美宇選手が出場し、今大会のシングルスで金メダルを獲得している中国の陳夢選手と王曼イク選手のペアと対戦しました。
石川選手と平野選手のペアは第1ゲーム、積極的に攻撃を仕掛け、11対9で奪いました。
しかし、第2ゲームからは中国のペアの力強いショットに押され、ラリーも粘り強く返されて3ゲームを続けて奪われ、1対3で第1試合を落としました。

第2試合は今大会2つのメダルを獲得している伊藤美誠選手が、シングルスの準決勝で敗れた孫穎莎選手と対戦しました。
伊藤選手は序盤から孫選手の強打に押されて2ゲームを連取されました。
第3ゲームは伊藤選手が多彩なサーブや強烈なバックハンドなどで11対3でこのゲームを奪いました。
しかし続く第4ゲームは再び、孫選手の粘り強いプレーの前に主導権を握れず、3対11で奪われ、伊藤選手はゲームカウント1対3で敗れました。

日本が0対2とリードされた第3試合のシングルスには平野選手が出場しました。
平野選手は持ち味のテンポのはやい攻撃を仕掛けましたが、王選手を崩せず、ゲームカウント0対3で敗れました。

日本は0対3で中国に敗れて銀メダルを獲得しました。

日本はこの種目で3大会連続のメダル獲得となり、伊藤選手は混合ダブルスの金メダル、女子シングルスの銅メダルに続き3つめのメダルを獲得しました。


日本はこの種目で3大会連続のメダル獲得


卓球の女子団体で日本は、決勝で中国に敗れて銀メダルでした。

日本は今大会、キャプテンの石川佳純選手と世界ランキング3位のエース、伊藤美誠選手、それにオリンピック初出場の平野美宇選手の3人が出場しました。

1回戦から準決勝までの3試合すべてで、1試合目のダブルスに石川選手と平野選手のペア、エースポジションの2試合目のシングルスに伊藤選手、3試合目のシングルスに平野選手が出場し、1試合も落とさず、決勝に勝ち上がりました。

石川選手と平野選手のペアは、相手のサーブに対して自分たちから思い切って攻めるレシーブを重点的に強化してきました。
今大会、レシーブでポイントしたり先手をとったりと着実に成果が表れていて、準決勝まですべてストレート勝ち。



石川選手は「練習してきたことが出せていると思うので、すごく自信になった」と手応えを話していました。

伊藤選手は相手チームのエースと対戦する役割を担ってきましたが、持ち味の多彩なサーブやレシーブだけでなく、強化してきたラリーでのポイントも多く「サーブやレシーブにもしっかり集中でき、ラリーになっても大丈夫という自信を持ってプレーをできている」とエースとして安定した強さを見せてきました。

平野選手は得意の速いボールだけでなく、相手のタイミングを外す緩いボールも混ぜた緩急を意識した攻めに取り組んできて、今大会、随所で緩急をつけた攻撃で流れをつかんできました。

3人それぞれの強化が実り、危なげない試合運びで決勝進出を決め、石川選手は「決勝の舞台に立てるありがたさを感じながら、3人で思い切り楽しみたい」、伊藤選手は「すごく楽しみでワクワクしている。3人でしっかり力を合わせて、まずは個々の力も大事なので、しっかり勝ちに行く」、平野選手は「金メダルを目指してやってきたので、ここからが勝負だと思って、決勝に臨みたい」と意気込んでいました。

一方、中国は混合ダブルスで伊藤選手と水谷隼選手のペアに敗れた劉詩ブン選手がひじのケガを理由に棄権し、世界ランキング1位の陳夢選手と女子シングルスの準決勝で伊藤選手に勝った世界2位の孫穎莎選手に加えてリザーブだった22歳の王曼イク選手の3人が出場しました。

日本は決勝でまたしても中国の壁に阻まれ、銀メダルでしたが、この種目、3大会連続のメダル獲得です。


石川「今後のことはまだ何も考えていない」


石川佳純選手は、3大会連続でのメダル獲得について「ここまで3大会で日本代表としてプレーできてとてもうれしかった。強くすばらしい先輩と後輩と団体戦を組めて幸せに感じている」と笑顔で話していました。

また、中国との決勝について過去2回出場したオリンピックの経験を踏まえて、「初出場のロンドン大会では準決勝を勝つことが目標で、決勝で中国に勝つことまでは準備ができなかったが、東京大会では絶対にダブルスで中国に勝つと準備をしてきた。結果は負けたが、試合に臨む気持ちはすごく意識が変わったし成長できたと思う」と振り返りました。

そして東京大会に向けた厳しい代表選考を勝ち抜くなど、歩んできた日々を振り返り「初めてメダルを取ってから10年ほどたったが、ずっとトップレベルで続けてきて、特に東京までの5年間はすごく厳しかったのできょうは自分を褒めてもいいかな」と自身をねぎらったうえで「東京大会まででいっぱいいっぱいだったので、今後のことはまだ何も考えていない」と話していました。


伊藤「勝って終わりたかったので悔しい気持ちは強い」


伊藤美誠選手は、混合ダブルスの金メダル、女子シングルスの銅メダルに続き今大会3つめのメダルとなりました。

伊藤選手はシングルスで敗れた孫穎莎選手と再び対戦した決勝について「いろいろなコースに打つことなどシングルスよりいい卓球ができたと思うが、孫選手のすごいと思うところをたくさん見せつけられた。技術で相手にペースを持っていかれたが、その中でも思い切ってプレーできたので、最後まで試合を楽しめた」と振り返っていました。
そして今大会について「3種目でメダルを取れたことはうれしい気持ちもあるが、勝って終わりたかったので悔しい気持ちは強い。中国選手以外には負けなかったことは自信になったが、中国選手に勝ちたいという気持ちが強く、目標をどんどん現実にしていきたい」と話していました。

そのうえで3年後のパリ大会に向けた決意について問われると「東京大会のためにどの選手より練習を頑張ってきたと心から思い、自信を持ってメダルをとれたといえるので、頑張ってきてよかった。これからもやりたいことをやって自分の道を進みたいので、まずは気持ちを整理して休み自分のペースでやっていきたい」と話していました。


平野「今後も卓球を頑張りたいという気持ちが大きくなった」


平野美宇選手は、初出場となった今大会について、「小さな頃から目指していた東京大会に出場することができて幸せでうれしい。リオデジャネイロ大会からの5年間は選考レースでいいときもあれば苦しいときもあった。今回試合を楽しんだり幸せだと思えたりしたのが久しぶりだったので、銀メダルで少し悔しいが卓球を楽しめたのはすごくよかった」と振り返っていました。
そのうえで「最近は正直、卓球が好きではなく、この大会が終わったら卓球をしたくないと思っていたが、今回すごく楽しかったので今後も卓球を頑張りたいという気持ちが大きくなった」と話していました。


中国選手「長年の伝統あるからこそ強くなることができたのでは」


日本を破って金メダルを獲得した中国の3人の選手が記者会見に出席し、このうち、シングルスに続いて伊藤美誠選手に勝った孫穎莎選手は「お互い勝つことへの強い思いがあった。今大会は2回も伊藤選手と対戦できて試合中本当に楽しかった」と話しました。

孫選手は唯一落とした第3ゲームについて「伊藤選手が自分のペースをつかみ、私も少し速く打ち過ぎてしまった」と振り返った上で、勝因について「伊藤選手は3球目で攻撃するプレースタイルなので、はやく集中しないといけないと思っていた。十分に準備もできていた」などと述べました。

ダブルスに出場して勝った陳夢選手は「ダブルスは1試合目でチームの勢いをつけるのにとても大事だったので、勝ててよかった」と振り返りました。

また、この種目で4連覇を達成した中国の強さについて、陳選手は「長年の伝統があるからこそ強くなることができたのではないか」と述べ、陳選手とペアを組んだ王曼イク選手は「きょう出場したのは3人だが、中国チームには優秀な選手がたくさんいるからだ」と話しました。


【試合経過】


卓球の団体はダブルス1試合、シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となります。

▽第1試合(ダブルス)
日本は石川佳純選手と平野美宇選手のペアが中国の陳夢選手と王曼イク選手のペアにゲームカウント1対3で敗れました。
〈日本0ー1中国〉

▽第2試合(シングルス)
日本は第2試合のシングルスで伊藤美誠選手が中国の孫穎莎選手と対戦し、ゲームカウント1対3で敗れました。団体戦は先に3勝したチームが勝ちとなります。
〈日本0ー2中国〉



▽第3試合(シングルス)
日本は0対2で迎えた第3試合で、平野美宇選手が王曼※イク選手にゲームカウント0対3で敗れました。
〈日本0ー3中国〉


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