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オリンピック きょうから札幌でも 競歩とマラソン

2021-08-05 午前 05:37

  

東京オリンピックの陸上は、5日から札幌市で複数のメダル獲得が期待される競歩とマラソンが行われます。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大会組織委員会などは沿道での観戦自粛を呼びかけています。


東京オリンピックの競歩とマラソンは、暑さ対策のため会場が移転された札幌市で、5日から4日間行われ複数のメダル獲得が期待されています。

5日は男子20キロ競歩が行われ、おととしの世界選手権で優勝した山西利和選手が日本競歩界初の金メダル獲得を狙っています。

6日は川野将虎選手と丸尾知司選手にメダル獲得の期待がかかる男子50キロ競歩と、女子20キロ競歩が行われます。

マラソンは7日に女子が、大会最終日の8日には男子が行われます。

男子では、順調にトレーニングを積んできたという前の日本記録保持者の大迫傑選手がこのレースで引退する意向を明らかにしていて、どんな「ラストラン」になるのか大きな注目を集めそうです。

一方、札幌市でも最高気温が30度を超える日が続いていて長時間にわたる競技特性を踏まえた暑さへの対策もカギになります。

また、大会運営においては新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での「密対策」が課題になります。

大会組織委員会や市は沿道での観戦自粛の徹底を図るため、スタートとフィニッシュの地点となる大通公園周辺などを立ち入り禁止にするなどの対策をとるとともに、コースにスタッフを配置して観戦の自粛を呼びかけることにしています。


沿道での観戦自粛を呼びかけ


東京オリンピックの競歩とマラソンの会場となっている札幌市で、大会組織委員会などは5日から8日まで、沿道での観戦自粛を呼びかけたうえで、コースの一部のエリアを立ち入り禁止にするなど人々が密集しないよう対策をとることにしています。

このうち、5日と6日に行われる競歩では、スタートとフィニッシュ地点がある大通公園周辺を立ち入り禁止にします。

今月7日と8日に行われるマラソンではスタートとフィニッシュ地点がある大通公園周辺に加え、コースの途中にある北海道庁赤れんが庁舎の敷地内、それに、コースに面している創成川公園を立ち入り禁止にします。

さらに、競歩とマラソンのコースになっている「駅前通り」では特に人出が多くなると予想されるため、歩道の幅を狭めたうえでスタッフが通行人に立ち止まらないよう呼びかけます。

また、すべてのコース周辺にはおよそ2000人のスタッフが配置され、沿道での観戦を自粛するよう呼びかける予定です。


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