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オリンピック【詳細】サッカー男子 日本 初の決勝進出ならず

2021-08-04 午前 0:16

  

東京オリンピック、サッカー男子の日本は準決勝でスペインと対戦しましたが、延長戦のすえ、0対1で敗れて初の決勝進出はなりませんでした。 日本は3位決定戦に回り、53年ぶりの銅メダル獲得をかけてメキシコと対戦します。


2012年のロンドン大会以来、2大会ぶりにベスト4に進出した日本は準決勝でスペインと対戦しました。

試合は序盤からスペインにボールを支配される展開となりましたが、日本は押し込まれながらも粘り強く守り、0対0で前半を終えました。

後半に入ると、日本もカウンター攻撃からチャンスを作り、久保建英選手などがシュートを打ちましたが、得点はできず、0対0のまま、延長戦にもつれ込みました。



迎えた延長前半12分、日本は途中出場の前田大然選手がゴール前でクロスボールに合わせてヘディングシュートを打ちましたが、ボールはわずかにクロスバーを越えました。

そして、延長後半10分、スペインのマルコ・アセンシオ選手にゴールを決められて0対1で敗れ、初めての決勝進出はなりませんでした。

オリンピックで日本が準決勝に進出したのは1968年のメキシコ大会、2012年のロンドン大会に続いて3回目でしたが、今回も準決勝の壁を越えることはできませんでした。



日本は今月6日に行われる3位決定戦でメキシコと対戦し、1968年のメキシコ大会以来、53年ぶりの銅メダル獲得を目指します。日本は予選リーグでメキシコに2対1で勝っています。


“世界最高峰のボール支配率”にどう対抗


スペインは司令塔のペドリ選手を筆頭に足元の技術のすぐれた選手がそろっていて、チームの特徴はボール支配率の高さに現れています。

今大会の初戦のエジプト戦は57%でしたが、2試合目のオーストラリア戦は68%、3試合目のアルゼンチン戦は62%、準々決勝のコートジボワール戦は64%。長い時間ボールを保持して主導権を握りながらチャンスをうかがうスタイルで試合を進めてきました。

7月17日に大会前最後の強化試合で日本とスペインが対戦したときもスペインのボール支配率は63.8%にのぼりました。この試合でのボールの支配時間でみると、日本が23分22秒だったのに対して、スペインが41分10秒。スペインにボールを持たれた時間のほうが圧倒的に長かったことがわかります。

森保監督は「ボール支配率がスペインより高いチームは世界的に見てもないのではないか」とみていました。

こうした「世界最高峰」のボール支配率を誇る相手に対してどう対抗していくか。

ボランチとして試合を組み立てる遠藤航選手は「怖がって下がってしまい、相手にスペースを与えると自由にやられてしまう。しっかり人についてより一歩、体を寄せていくところは意識したい」としたうえで「レベルが上がっていくほどマイボールにできるタイミングは限られる。相手がちょっとしたミスをしたときにマイボールにできるか、五分五分のルーズボールにしっかり体を入れられるかが大事になる」と話していました。

また森保監督はボールを奪ったあとにつなぐ勇気を持つことが大切だとしていて「ボールを保持することを放棄して簡単にクリアに逃げるのではなく、しっかりプレス回避をして攻撃につなげていく。日本が世界で勝っていくためにはもちろん我慢強く守備をしなければいけないが、ボールを握る時間を長くしてより高い確率で相手のゴールに迫っていくことが必要だ」と話していました。


久保「涙も出てこない」


久保建英選手は「何もないです。負けたので。涙も出てこない。次ですね」と悔しそうに話していました。


堂安「今できるのは銅メダルを取ること」


予選リーグから5試合すべてに先発し、きょうの試合でも中盤で攻撃を組み立てた堂安律選手は「申し訳ない。チームにもたらせるものはあったと思う。優勝しないとみなさんの記憶には残らないと思うので、本当に残念です」と悔しそうに話していました。

銅メダル獲得をかけた3位決定戦に向けては「ここで気持ちを切り替えられるかどうかで人間の器がわかると思う。コロナ禍で最高の結果を見せたかったが、こういう結果になってしまったので、今できるのは銅メダルを取ることです。しっかり結果を出したい」と気持ちを高めていました。


キャプテン吉田「次に勝つしかない」


日本のキャプテン、吉田麻也選手は「次に勝つしかないですね。ここまできたら気持ちの問題。メダルを取りたい気持ちが強い方が勝つと思うので、メダリストになりたい」と決意を語りました。


森保監督「選手は粘り強く戦った」


森保一監督は「選手は粘り強く戦いながら得点のチャンスをうかがった。残念ながら勝てなかったが、次の戦いに向けて準備したい」と切り替えていました。


【試合詳細】日本 0-1 スペイン

【前半】


▽午後8時
スペインのキックオフで試合が始まりました。

▽前半10分経過 
ボール支配率はスペインの80%に対し、日本は20%。スペインに攻め込まれていますが、日本もカウンター攻撃を狙います。

▽前半20分経過
スペインの攻める時間が多くなっています。日本はまだシュートを打てていません。

▽前半30分経過
スペインがボールを保持していますが、日本は粘り強い守備で決定的なチャンスを与えていません。

▽前半31分
スペインのオヤルサバル選手がゴール前でシュートしましたが、大きく上に外れました。

▽前半35分
左サイドからの低いクロスボールに遠藤選手が飛び込みましたが、シュートは枠をとらえられませんでした。

▽前半39分
ゴール前、スペインのミール選手のシュートを日本のゴールキーパー、谷選手が好セーブ。

▽前半45分経過
アディショナルタイムは1分。

▽前半終了 日本 0-0 スペイン
ボール支配率はスペインの58%、日本の42%。スペインの攻撃を日本が粘り強い守りでしのぎ、少しずつチャンスも作っています。


【後半】


▽午後9時3分
日本のキックオフで後半が始まりました。日本に選手交代はありません。スペインが選手を1人交代しました。

▽後半7分
林選手がシュートしますが、ゴール右にそれました。後半は日本が積極的に攻めています。



▽後半11分
吉田選手がペナルティーエリアで相手選手を倒したとしてスペインにペナルティーキックが与えられましたが、VARの結果、判定は取り消されました。



▽後半20分
林選手に代わって上田選手、旗手選手に代わって相馬選手が、途中出場しました。

▽後半20分経過
ボール支配率は日本41%、スペイン59%。試合は緊迫した展開です。

▽後半30分経過
ボール保持率は日本が39%、スペインが61%。スペインがボールを回す時間が続きます。

▽後半32分
久保選手が左足で強烈なシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに止められました。日本はカウンター攻撃からチャンスをうかがいます。

▽後半40分経過
日本がスペインの猛攻をしのいでいます。



▽後半42分
スペインのシュートをゴールキーパーの谷選手が好セーブをみせました。シュート数は日本の5本に対し、スペインは10本。

▽後半45分経過
アディショナルタイムは4分。

▽後半終了 日本 0-0 スペイン
試合は前半と後半15分ずつの延長戦に入りました。


【延長前半】


▽午後9時58分
スペインのキックオフで延長前半が始まりました。日本は久保選手に代わって三好選手、堂安選手に代わって前田選手が途中出場しました。

▽延長前半8分経過
日本が堅い守りでスペインの攻撃を防いでいます。

▽延長前半9分
酒井選手にイエローカードが出ました。

▽延長前半12分
左からのクロスボールに前田選手がヘディングシュートしましたが、ボールはわずかにクロスバーの上でした。



▽延長前半終了 日本 0-0 スペイン
シュートはここまで日本7本、スペイン15本です。


【延長後半】


▽延長後半開始
延長後半が日本のキックオフで始まりました。

▽延長後半6分
日本はフリーキックからのチャンスに中山選手や三好選手が立て続けにシュートを打ちますが、スペインの守備に阻まれました。足が止まってきたスペインに日本が攻勢をかけます。

▽延長後半10分 日本 0-1 スペイン
スペインが先制しました。途中出場のアセンシオ選手がゴール左隅に決めました。ゴールキーパーの谷選手も反応しましたが、ボールには届かず。



▽延長後半15分経過
アディショナルタイムは3分。

▽延長後半終了


日本の先発メンバー


【GK】谷晃生
【DF】酒井宏樹/中山雄太/板倉滉/吉田麻也(キャプテン)/旗手怜央
【MF】遠藤航/久保建英/堂安律/田中碧
【FW】林大地


スペインの先発メンバー


【GK】ウナイ・シモン
【DF】マルク・ククレジャ/パウ・トーレス/エリック・ガルシア/オスカル・ヒル
【MF】マルティン・スビメンディ/ミケル・メリノ(キャプテン)/ペドリ・ゴンサレス
【FW】ラファ・ミール/ミケル・オヤルサバル/ダニ・オルモ


ブラジルが決勝進出


もう1試合の準決勝は、前回のリオデジャネイロ大会で金メダルのブラジルと、メキシコが対戦しました。試合は0対0のまま延長戦でも決着がつかず、ペナルティーキック戦のすえブラジルが4対1で勝って決勝に進みました。


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