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オリンピック セーリング 大会9日目 日本選手の結果

2021-07-31 午後 08:35

  

東京オリンピック、大会9日目の31日、セーリングは49er級と49erFX級で予選の最終レースが行われ、日本はペアはいずれもメダルレースに進むことができませんでした。


セーリングは、神奈川県藤沢市の江の島ヨットハーバーの沖合で行われています。

このうち予選の最終レースが行われた49er級で、高橋稜選手と小泉維吹選手のペアは最終の第12レースを終えて通算108ポイントで11位となり、予選の上位10人で争うメダルレースには、わずか4ポイント届きませんでした。

49erFX級は山崎アンナ選手と高野芹奈選手のペアは18位となり、こちらもメダルレースには進めませんでした。

フィン級では、瀬川和正選手が第8レースまで終えて16位、混合フォイリングナクラ級の飯束潮吹選手と畑山絵里選手のペアは、第9レースまで終えて15位となっています。


高橋「次も絶対オリンピックに出たい」


49er級で、オリンピック初出場の高橋稜選手と小泉維吹選手のペアは、予選のレースを終えて11位となり、惜しくもメダルレースには進めませんでした。

レースのあと、高橋選手は「惜しかったです。最後のレースでいい成績を取れなかったのが悔しいですが、きょうの最初の2つのレース、すごく頑張ってポイントを縮められたので、それがうれしかった。日本チームとして日本でのオリンピックに出られたことは名誉だった。これからまだどんどん新しいスキルを学んで、また日本のセーリングのために頑張りたい。少し休んで次も絶対オリンピックに出たいと思います」と話していました。

また、小泉選手は「決勝レースをあと少しで逃したが、風が弱いときはいいレースができ、自信がつきました。この種目では、日本勢はこれまで誰もメダルレースに残っていないので僕たちが最初のペアになれるように頑張りたい」と今後を見据えていました。


飯束「あすは5年間の成果を」


混合フォイリングナクラ級の飯束潮吹選手と畑山絵里選手のペアは1日の最後の予選レースを残して15位となっています。

飯束選手は「きょうは風の読み合いがレースのキーポイントで、いつもより違う向きから風が吹いてきたので難しく、うまく合わせきれなかった。ただ悪い順位からも少しずつ上がっていてリカバリーができていると思う。あしたの最終日は、5年間やってきた経験、練習などの成果をしっかり出し切りたい」と話していました。

畑山選手は「きょうは風の弱い日でトラブルもいろいろあったが、あしたにつなげていくようなレースはできた。自分たちが思い切ったレースをして、ちょっとでも順位を上げられるようにしたい。頑張ります」と意気込んでいました。


瀬川「あすのレースは10位以内で」


フィン級の瀬川和正選手は1日、最後のレースを残して16位としています。

瀬川選手は「きょうの1レース目は途中までいいポジションにいたが、風向きの変化や潮の読み違いで順位を落としてしまい非常にもったいないレースだった。また潮の流れが速く、場所ごとに違って難しかった。ここまでの8レースの経験を生かして、あすは最後の2つのレースを10位以内でいけるよう頑張りたい」と話していました。


山崎「すごくすっきりした気持ち」


49erFX級の山崎アンナ選手と高野芹奈選手のペアは、予選のレースで18位となり、上位10人で争うメダルレースには進めませんでした。

山崎選手は「成績は全然よくなかったが、すごくすっきりした気持ちです。私は初めてオリンピックに出ていつもどおりのことをやろうとしてもできないなど、オリンピックでしか感じられないいろいろな感情がたくさん出てきました。そういう経験ができたことはよかったし、人生においてすごく大きな舞台だったので、人間的に少しは成長できたのかなと思う。今回出てきた課題を克服しながらうまくなって、アスリートとして自分の感情をコントロールしながらレースに出られるようになりたい」と晴れ晴れとした表情で話していました。

また、高野選手は「最後の日に自分たちの力を全部出し切る気持ちでいきました。前のほうを走れる瞬間も多く、自分たちの今の力を出し切ったかなと思って今はうれしいです。たった4日間のレースだったがすごく濃い時間で、2人で乗り越え、最終日まで支え合いながら次につながるレースだったと思う。また、実際に遠くからレースを見ていた人も確認できて、私たちのやっている競技を注目してくれただけでも日本でオリンピックを開催できた意味が本当にあったなと思う。次のパリを目指します」と先を見据えていました。


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