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オリンピック バドミントン 渡辺・東野ペアが銅 混合ダブルス

2021-07-30 午後 09:16

  

バドミントンの混合ダブルスの3位決定戦で、世界ランキング5位の渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアは、世界13位の香港のペアにストレート勝ちし、銅メダルを獲得しました。 今大会バドミントンでは最初のメダルで、この種目でのメダル獲得は日本選手で初めてです。


渡辺選手と東野選手のペアは、香港のトウ※俊文選手と謝影雪選手のペアと対戦し、第1ゲームは東野選手が前方で相手にプレッシャーをかけ、渡辺選手が後方からスマッシュを決める、息の合ったプレーでポイントを重ねて、21対17で先取しました。

第2ゲームでは、相手の力強いショットに押されますが、粘り強い気持ちのこもった守備でミスを誘い、最後は23対21で接戦を制して、ゲームカウント2対0でストレート勝ちしました。

勝利の瞬間、2人は抱きしめ合い、喜びを表現しました。

今大会バドミントンでは最初のメダルで、混合ダブルスでのメダル獲得は日本選手で初めてです。

金メダルは中国の王懿律選手と黄東萍選手のペア、銀メダルは中国の鄭思維選手と黄雅瓊選手のペアでした。
※「トウ」は、左側が「登」、右側が「おおざと」。


渡辺勇大「最後は気持ちの勝負」


渡辺選手は「きのうは負けたが、最後は気持ちの勝負しかないと思い、そこから反省して、次に切り替えた」と試合を振り返りました。

メダルを獲得したことについては「東京オリンピックという大きな舞台でメダルを獲得できたことを誇りに思う。先輩が作ってくれたレールをさらに延ばすことができたし、もう少し先のレールを作っていきたい。いろいろな人にサポートしてもらったので、感謝の気持ちを伝えたい」と話していました。


東野有紗「渡辺選手には本当にありがとうしかない」


東野選手は「つらいこともたくさんあって、勝てない時期もあった。渡辺選手が男子ダブルスでペアを組む遠藤選手も交え、3人で一緒に頑張ってきたので、3人でとったメダルだと思う。渡辺選手に対しては本当にありがとうしかない」と話していました。


地道に強化続けた混合ダブルス 日本バドミントンの窮地救う


混合ダブルスの渡辺選手と東野選手のペアが、今大会、有力選手の敗退が続く日本バドミントンで、最初のメダルを獲得しました。

渡辺選手と東野選手はともに24歳の中学生時代からペアを組む、息の長いペアで、世界ランキング5位と歴代の日本選手で最高の順位で、東京オリンピックに初出場しました。

渡辺選手が高い身体能力を生かしたスピードと緩急をつけた多彩なショットで相手をかき回し、東野選手がネットの前で決定打をねらう、コンビネーションが持ち味です。

今大会の予選リーグでは世界4位のインドネシアのペアを大差で破り、準々決勝では世界2位のタイのペアに逆転勝ちし、格上ペアを相手にしても、ものおじしない強気なプレーで勝ち上がりました。

日本代表で混合ダブルスは長年、専属コーチはおかずに男女のダブルスの選手を組み合わせることが多く、強化が取り残された種目ともいわれてきました。

しかし、東京大会に向けて全種目でのメダル獲得を目指し、2018年にマレーシア出身のジェレミー・ガンコーチを初めて専属のコーチに起用し、渡辺選手と東野選手の本格的な強化に乗り出しました。

2人は結果を出し続け、2018年にバドミントンで100年以上の開催の歴史がある伝統の全英オープンを、この種目の日本選手として初めて優勝し、2020年にも2回目の優勝を果たすなど、新たな歴史を切り開く活躍を続けてきました。

今大会、桃田賢斗選手や奥原希望選手など各種目のメダル候補が相次いで敗退する中で、地道に強化を続けてきた混合ダブルスのペアが、日本の窮地を救うメダルを獲得しました。


渡辺勇大選手の父親「『感動をありがとう』と伝えたい」


渡辺勇大選手の父親の渡辺雅和さんが取材に応じ「毎日感動を与えてくれたので、素直に感謝の気持ちでいっぱいです。息子には『感動をありがとう』と伝えたい」と話しました。

銅メダルが決まった瞬間については「妻と号泣しました。最後まであきらめないプレーはジュニア時代の昔から変わらなかった」と話して、改めてその場面を振り返って涙していました。

また、コロナ禍で開催された東京オリンピックについては「チケットを買って地元でやる大会をすごく楽しみにしていたので、親の目線からは無観客開催だったことが残念ですが、開催されただけでもありがたいという気持ちで、自宅で静かに見守りました」と話しました。


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