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オリンピック 体操 18歳北園丈琉 世界との差を痛感

2021-07-29 午後 0:46

  

体操の男子個人総合決勝で5位に入った18歳の北園丈琉選手。「今できるベストを出しても世界とはこれだけの差があるのか」。すべての演技が終わり、橋本大輝選手が金メダルを喜ぶ中、橋本選手の1歳年下、北園選手は世界との差をかみしめていました。

“まるでスポンジ” 急成長で代表に


北園選手は、オリンピックが東京で行われることが決まった小学5年生のときから、東京大会での金メダルを夢見て体操に打ち込んできました。



中学時代から指導する大阪 清風高校の梅本英貴監督は、当初「将来を潰さないように、東京大会のころまでは無理をさせず、オリンピックはパリからでいいのでは」と考えていたといいますが、北園選手本人は目標を一切ぶらさず、その舞台だけを目指してきました。

驚くべきは、その成長スピードです。梅本監督が「まるでスポンジのよう」と話すほど技の覚えが早く、難しい技もどんどん自分のものにしていきました。



高校1年生だった2018年に行われたユースオリンピックでは個人総合を含む5つの金メダルを獲得して周囲を驚かせると、その後も順調に成長。去年の全日本選手権では個人総合で2位と飛躍し、東京大会の代表争いに加わる存在にまでなりました。

北園選手はさらに、ことしに入ってから、ゆかのG難度「リ・ジョンソン」など、これまでよりさらに難度を上げた技に挑戦し、代表選考を目前にした段階で「試合で使えるレベルにきている」と自信を見せていました。



しかし、4月の全日本選手権でひじをケガし、その後、代表に選ばれたものの、万全とはいかない状況でオリンピック本番を迎え、準備した技すべてを組み込むことはできませんでした。



個人総合で北園選手は6種目すべてで大きなミスのない演技をそろえましたが、橋本選手には2点近く及びませんでした。

北園選手は「ずっと目標にしてきた舞台に立つことはできたが、出るだけではモヤモヤするものがあるんだなと感じた。結果を残さないと悔しさも残るので、これからパリに向けては、金メダルをとるべくしてとれるような、そんなエースになりたい」と悔しさをにじませました。

男子代表の水鳥寿思監督は北園選手の姿に「本当に悔しさを感じたと思うが、これから橋本選手を追いかけて、最強の2枚看板になってくれると思う」と期待を示しました。

この経験を糧に3年後のパリ大会までにどんな成長を遂げるのか。北園選手の今後に期待が高まります。


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