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オリンピック 競泳の平井監督「残りの種目 1つでも先へ」

2021-07-28 午後 07:07

  

東京オリンピックの競泳は、競技5日目となった28日までに、男女合わせて全体の半分にあたる17種目の決勝が行われました。競泳日本代表の平井伯昌監督は「残りの種目で1つでも先に駒を進められるように慎重に頑張っていきたい」と、後半戦に向けて気を引き締めていました。


日本競泳陣は大会序盤、メダル獲得が期待されていた選手の思わぬ失速につまずきました。

競技初日の今月24日は金メダルの筆頭候補にあげられていた男子400メートル個人メドレーの瀬戸大也選手がまさかの予選敗退。
続く2日目は男子200メートル自由形で日本記録保持者の松元克央選手が予選で敗れました。

いずれも、翌日の午前中に行われる決勝や、準決勝を意識しすぎた結果、体の動く午後の予選を想定以上に速いタイムで泳ぐ海外勢に遅れをとる形となりました。

一方で、大会直前は調子を落としていた大橋悠依選手が個人メドレー2冠を達成、また、成長著しい19歳の本多灯選手が男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得し、日本代表チームとしていい流れを引き寄せるきっかけを作りました。

日本代表の平井監督は、ここまでの大会を振り返り「前半のメインの種目で大きな取りこぼしがあったので、その分を取り返せるかはわからないが、大橋選手と本多選手の2人の活躍はチーム全体で感動した。確実に勢いがついたと思う」と話しました。

そのうえで、「この調子で予選を戦い、残りの種目で1つでも先に駒を進められるように慎重に頑張っていきたい」と、このあとの種目に出場する選手とともに巻き返しを誓っていました。


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