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オリンピック バスケ3x3 日本女子 仏に敗れ ベスト4ならず

2021-07-28 午後 11:43

  

東京オリンピック、バスケットボールの新種目、3人制の3x3は27日夜、準々決勝が行われ、日本の女子は世界ランキング1位のフランスに14対16で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。


日本の女子は予選リーグを5勝2敗の4位で通過し、東京 江東区の青海アーバンスポーツパークで行われた準々決勝でフランスと対戦しました。

世界ランキング1位のフランスは予選リーグでも対戦し、日本が勝利した相手でしたが、この試合は序盤、日本にシュートミスが続いて一時は7点をリードされる展開となりました。

それでも、篠崎澪選手の鋭いドリブルからのシュートや馬瓜ステファニー選手の連続得点などで追い上げ、残り1分を切って1点差に詰め寄りました。

しかし、最後の勝負どころで日本はシュートを決められず、14対16で敗れてベスト4はなりませんでした。


篠崎「日本らしいプレーを見せることはできた」


最年長としてチームを引っ張ってきた篠崎澪選手は「点の取り合いになると日本は苦しくなる。ディフェンスでやられてしまった」と悔しさをかみしめるように振り返りました。
そのうえで「3x3が日本で広まる前から歴史を作ってくれた人や練習してくれる仲間がいて私たちがここに立つことができた。勝ちきれず残念だが、日本らしいプレーを見せることはできたと思う」と話していました。


馬瓜「これから歴史作るため この敗戦を忘れない」


高い身体能力を生かして攻守に活躍した馬瓜ステファニー選手は「テレビの前の皆さんがどう感じたかわからないけれど、まだ3x3は始まったばかり。これから歴史を作っていくためにもこの敗戦を忘れないようにしたい」と前を向いていました。


山本「支えてくれた皆さんに感謝」


小柄ながら鋭いドリブルで攻撃を引っ張った山本麻衣選手は「持ち味の2点シュートを大事な場面で決めきれず、悔しい気持ちでいっぱいだ。メダルを取って恩返しはできなかったけれど、支えてくれた皆さんの力でここまで戦えたので感謝している」と話していました。


西岡「私の財産になった」


1メートル86センチの長身を生かし、ゴール下で体を張り続けた西岡里紗選手は、「コロナ禍でもこの舞台に立たせてもらい、すばらしいチームで試合ができたことは私の財産になった」と時折、涙をこぼしながら話していました。


“3x3をメジャーにしたい”


新種目の3×3。
新型コロナの影響で無観客となったため、音楽などに合わせてスタンドが一体で盛り上がる独特の雰囲気は実現できませんでしたが、日本代表の活躍もあり、3人制ならではの競技の魅力は十分に伝わったのではと感じました。

3x3はもともとは3on3と呼ばれ、公園などで気軽に楽しめるスポーツとして若者に親しまれていました。

女子日本代表 西岡里紗選手
「ショッピングセンターや公園、海のそばなど身近なところでできるスポーツなんです。そのことを知ってもらうきっかけになれば」

さらに会場だけでなく競技にも5人制とは異なる特徴があります。
コートは通常の半分の広さで試合時間は10分。ボールを持ってから12秒以内にシュートを打たなければならいため攻守がめまぐるしく代わります。
取材中も得点経過のメモをとろうとわずかに目線をはずした間に次の得点が決まってしまうほどで、まさに目が離せないスピーディーな展開が繰り広げられていました。

そしてもう1つの特徴が、会場を盛り上げるDJと音楽です。
ノリノリのDJが体を揺らしながら競技中もアップテンポな音楽を大音量で流し続けます。まるで「ライブ」のような雰囲気。

そこに欠かせないのが満員の観客なのは言うまでもありませんが、今回は無観客となり、大きなピースを欠くことになってしまいました。

それでも、男女とも日本が準々決勝に進む活躍を見せたこともあってテレビの中継やメディアでの露出が増え、選手からは競技を知ってもらうことができたという手応えが感じられました。

落合知也選手
「SNSで応援メッセージなどの反応がある。3x3をメジャーにしたい、見てもらいたい。その思いでやってきたので伝わっていればうれしい」

東京オリンピックで採用されたのをきっかけに、国内で男女ともトップリーグが立ち上げられるなど、強化の動きも本格化。日本代表も世界と互角に渡り合い、確かな足跡を残しました。
今後もさらなる競技の普及を願うとともに、新型コロナが収束した、いつの日か。
大観衆で盛り上がるコートで躍動する選手たちの姿を見たいと思いました。


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