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オリンピック サッカーなでしこ チリに勝利 準々決勝進出

2021-07-27 午後 11:44

  

東京オリンピック、サッカー女子の予選リーグ第3戦で日本はチリに1対0で勝ち、準々決勝に進みました。


予選リーグ2試合を終えて1敗1引き分けで、この試合に勝てば準々決勝進出が決まる日本は予選リーグの最終戦でチリと対戦しました。

試合は宮城県利府町の宮城スタジアムで行われ、今大会のサッカーの日本戦で初めて観客を入れて開催されました。

前の試合から先発メンバーを5人入れ替えた日本は立ち上がりから押し気味に試合を進め、前半だけで10本のシュートを打ちましたが、決定力を欠いて0対0で折り返しました。

迎えた後半も日本が主導権を握りましたが、ゴール前でチリの守りを崩すことができませんでした。



それでも後半32分、ゴール前への縦パスを岩渕真奈選手がワンタッチでつなぎ、最後は田中美南選手が右足で浮かせてシュートして、先制しました。

その後も攻め続けた日本は追加点を奪えませんでしたが、このリードを守って1対0で勝ち、今大会初勝利をあげました。



日本は予選リーグの3試合を終えて1勝1敗1引き分けで、勝ち点を4としグループEの3位で、準々決勝進出を決めました。

日本は今月30日に行われる準々決勝でグループGを3連勝の首位で通過したスウェーデンと対戦します。


決勝ゴール田中「全員が集中して戦い得点できた」


決勝ゴールをあげた田中美南選手は「厳しい戦いだったが、全員が集中して戦ったおかげで得点できた。キーパーが見えていたので、冷静にボールを浮かせた」と振り返っていました


岩渕「ここで負けるわけにいかなかった」


試合後、岩渕選手は「ここで負けるわけにいかなかったし、今まで感じたことのないプレッシャーがあったが勝ってよかった。両親も応援に来てくれてみんなの力で勝てた」と話していました。


山下「運が味方 お守りが効いたのかな」


無失点で守ったゴールキーパーの山下杏也加選手は、後半23分に相手のヘディングシュートがクロスバーに当たった後にゴールライン上に落ちて、ノーゴールとなった場面について「運が味方についてくれたと思う。チーム全員にお守りをいただいたので、そのお守りが効いたのかなと思う」とほっとした様子で振り返りました。

そして、今後の戦いに向けて「きょうの試合を通してリスクを負わなければ点を取れないし、勝てないことが証明された。相手にかかわらず、自分たちのサッカーを貫いてメダルを取りたいと思う」と話していました。


高倉監督「きょう勝ったことでいろんな迷いが飛ぶ」


決勝トーナメント進出を決めた高倉麻子監督は「きょう勝ったことでいろんな迷いが飛ぶと思う。ここからは別の戦いになるので、相手を研究しつつ、自分たちのサッカーをやり続けたい」と次の戦いを見据えました。


21本のシュートを集めてチリを圧倒


予選リーグ第2戦を終えて1敗1引き分けの日本が準々決勝に進むためには27日のチリとの第3戦で引き分けるか勝つことが必要でした。一方のチリはこれまで予選リーグで2連敗していましたが、勝てば決勝トーナメントへの望みがつながる状況でした。

日本はチリがゴールキーパーのクリスティアネ・エンドレル選手を中心に守備を固めてカウンター攻撃をねらってくると予想していました。これに対し、高倉麻子監督は「これまでの試合では守備を重視しすぎてしまった。チリ戦は攻撃的にいき、前半のうちに先制点をとりたい」と話し、攻撃に重点を置いて積極的に仕掛けていくことを明かしていました。そのことばどおり試合では開始30秒がたたないうちにエースの岩渕真奈選手がシュートを打ったのを皮切りに、その後も何度もチャンスを作り続けました。

さらに台風の接近で雨の中での試合になることも想定。「芝がぬれるとボールが走るので日本の有利になるととらえたい」と持ち味の細かくパスをつなぐサッカーも随所に見せました。そして、相手のシュートがわずか4本だったのに対して日本は21本ものシュートを集めてチリを圧倒しました。


サッカー女子 準々決勝の組み合わせ


サッカー女子は予選リーグの最終戦が行われ、各グループの上位2チームと3位のうち成績上位2チームの合わせて8チームが準々決勝に進みました。

準々決勝の4試合は今月30日に行われます。

▼グループE・2位のカナダ対グループF・2位のブラジルは午後5時から宮城県利府町の宮城スタジアムで行われます。

▼グループE・首位のイギリス対グループG・3位のオーストラリアは午後6時から茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われます。

▼グループG・首位のスウェーデン対グループE・3位の日本は午後7時からさいたま市の埼玉スタジアムで行われます。

▼グループF・首位のオランダ対グループG・2位のアメリカは午後8時から横浜市の横浜国際総合競技場で行われます。

準決勝は来月2日に行われ、日本が勝ち上がれば、オランダ対アメリカの勝者と対戦します。


《試合詳細》


▽午後8時
日本のキックオフで試合開始

▽前半1分
最初のシュートは岩渕選手。ゴール左隅をねらったシュートはキーパーにセーブされました。

▽前半10分
右サイドの清水選手がクロスボールを出しましたが、ゴール前で相手ディフェンダーがスライディングでクリア。このあと日本のオフサイドの判定。

▽前半17分
ゴール前でパスを受けた杉田選手が左足でシュートを打ちましたが、惜しくもゴールキーパーに止められました。日本のチャンスが続きます。

▽前半21分
スルーパスに抜け出した岩渕選手が左足でシュートしましたが、相手ディフェンダーに防がれました。



▽前半30分経過
前半30分経過し、試合は0対0。再三、チャンスを作る日本に客席から拍手が聞こえます。今大会のサッカー日本戦で初めての有観客開催です。



▽前半33分
三浦選手がミドルシュート。惜しくもボールはクロスバーの上へ。

▽前半36分
長谷川選手のロングシュートはわずかにポストの左に外れました。日本のシュートはここまで9本です。

▽前半終了
前半終了、試合は0対0です。日本のボール支配率は59%、10本のシュートを打ちましたが、決定力に欠けました。



▽後半開始
日本は菅澤優衣香選手にかわって田中美南選手が入りました。チリも1人交代しています。

▽後半8分
田中選手のシュートはキーパーに止められました。途中出場の田中選手が積極的に仕掛けています。



▽後半9分
林穂之香選手に代わって遠藤純選手が出場しました。遠藤選手は福島県出身です。

▽後半14分
日本はペナルティーエリア内で遠藤選手がシュートを打ちましたが、枠を捉えることはできませんでした。



▽後半21分
長谷川唯選手に代わって木下桃香選手が出場しました。

▽後半23分
チリのララ選手のヘディングシュートがクロスバーに当たってボールはゴールライン上に落ちました。あわやゴールのピンチでした。

▽後半24分
日本はカウンターからチャンスを作り、途中出場の木下選手がねらいましたが、ゴールはなりませんでした。

▽後半25分
ペナルティーエリア付近で杉田選手が倒され、フリーキックのチャンス。岩渕選手が蹴りましたが、得点にはつなげられませんでした。

▽後半32分
日本が先制。岩渕選手がゴール前に出したパスに田中選手が反応してゴールを決めました。



▽後半38分
三浦成美選手に代わって中島依美選手が途中出場しました。

▽後半40分
途中交代の中島のシュートはクロスバー直撃。

▽後半45分経過
アディショナルタイムは4分。

▽試合終了
日本1-0でチリに勝利!


先発メンバー


▽日本
【GK】
山下杏也加
【DF】
清水梨紗/ 宝田沙織/熊谷紗希(キャプテン)/北村菜々美
【MF】
杉田妃和/三浦成美/長谷川唯/林穂之香
【FW】
菅澤優衣香/岩渕真奈



▽チリ
【GK】
クリスティアネ・エンドレル(キャプテン)
【DF】
カルラ・ゲレーロ/カミラ・サエス
【MF】
フランシスカ・ララ/カレン・アラヤ/イェセニア・ロペス/ダニエラ・パルド
【FW】
マリアホセ・ウルティア/ヤナラ・アエド/ダニエラ・サモラ/ロサリオ・バルマセダ


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