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オリンピック競泳 瀬戸大也 予選敗退「自分でも信じられない」

2021-07-24 午後 08:49

  

東京オリンピックの競泳は、24日から競技が始まり、最初の種目となった男子400メートル個人メドレーの予選で瀬戸大也選手が決勝進出を逃しました。


男子400メートル個人メドレーで金メダルを目指した瀬戸選手は決勝に進む上位8位に0秒32届かず、予選敗退となりました。

会場にいた日本のメディアが一時、騒然となった結果に、瀬戸選手自身もレース後、開口一番、「想定外でした」と肩を落としました。

予選最後の組で瀬戸選手は最もタイムが速い選手に割り当てられるセンターレーンで泳ぎ、序盤、得意のバタフライから先頭に立つと「確かめながら泳いでいた」と、続く背泳ぎ、そして体力を温存して終盤につなげる平泳ぎまでトップを維持していました。

しかし、誤算は最後の自由形でした。
5年前のリオデジャネイロ大会は予選で飛ばしすぎたため決勝で銅メダルだった反省から「ほかの選手が行くなら行かせて決勝に進めればいい」と最後は体力を温存し半日後の決勝に備えるプランでした。

そのもくろみはラスト20メートル付近で崩れ「もう少し最後にラストスパートをかければよかった読みが甘かった」と悔いが残る結果となりました。

タイムは4分10秒52で全体9位となり、決勝に進む上位8人に入れず、予選敗退となりました。

直前の調整は万全だったという瀬戸選手は「予選を終えた今の疲労感はいい感じで、決勝に進めていたらあす、面白かったなと思うけれど『タラレバ』になってしまう。全部出し切ってなかったので、決勝で泳いですべて出し切ったところを応援してくれた方に見せたかった」と話しました。

そして、残る2種目に向けては「一回、気持ちの整理をして残りの種目も1本1本がんばりたい」と気持ちを奮い立たせていました。


瀬戸「自分でも信じられない」


決勝進出を逃した瀬戸選手は「今まで練習してきたことを確かめながら予選を泳いだが、自分でもちょっと信じられない。あしたの決勝に向けていい泳ぎをしたいと泳いでいたが、思ったよりも決勝ラインが速かった」と振り返りました。

そのうえで、「200メートルの2種目はしっかりと決勝に進めるようにしたい」と、気持ちを切り替えようとしている様子がうかがえました。


響いた“ブランク”


瀬戸大手はオリンピック延期に伴うモチベーションの低下や、女性問題による活動停止期間を経て、調子を取り戻しつつありましたが、得意としている本命種目で予選9位と決勝進出を逃しました。

瀬戸選手は2016年のリオデジャネイロ大会に、この種目で世界選手権を連覇した王者として臨みましたが銅メダルに終わり、東京大会に向けて4年越しの計画を立ててきました。

得意のバタフライで短水路の世界新記録を出すなど自己ベストを何度も更新し、「死に物狂いで合わせた」という2020年夏に向けて好調を維持していましたが、大会の延期が決まった後はモチベーションがあがらず、体重も一時は5キロ以上増えたといいます。

ことしに入って高校の同級生の浦瑠一朗コーチなど瀬戸選手の誘いで集まったサポートメンバーの支えで徐々に調子を取り戻し、ことし4月の日本選手権では今シーズンの世界ランキングトップとなる4分9秒02で優勝して金メダル候補の筆頭につけていました。

一方で、ブランクの影響で直前まで調子に波があり、泳ぎが固まらなかったほか、疲労が抜けきらず終盤に逃げきるレースに不可欠な持久力の強化が十分にできない悩みも抱えていました。

地元開催の利点を生かしてレース3日前まで長野県で高地合宿を行い、体調を整えて臨みましたが、悲願の金メダルには届きませんでした。

瀬戸選手は、200メートルバタフライと200メートル個人メドレーにも出場を予定していて、悲願の金メダル獲得へここから再調整を図ります。


井狩も予選敗退「3年後はメダルを」


予選3組に出場した井狩裕貴選手は4分12秒08で全体11位となり、決勝進出はなりませんでした。

井狩選手は「とても調子はよかったので、ベストが出るかなと思っていたが、自由形でバテてしまった」と悔しさをにじませていました。

初出場となったオリンピックについては「あっという間に終わったが、ここまでの準備はうまくいっていたと思う。3年後はしっかり決勝に残って、メダルをとりたい」と話し、2024年のパリ大会を見据えました。


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