千葉 市原 未明にかけての大雨で約20棟が床上・床下浸水

21日未明にかけての関東南部の大雨で、千葉県市原市では住宅20棟ほどが浸水する被害が出て、住民が家具を家の外に出すなど片づけに追われています。

関東南部では20日夜から21日未明にかけて各地で雨雲が発達し、千葉県市原市では県が設置した雨量計で21日午前0時までの1時間に69ミリの非常に激しい雨を観測するなど大雨となりました。
市によりますと、これまでに床上浸水が2棟、床下浸水が15棟確認されているということです。
このうちJR内房線の五井駅から北西に1キロあまり離れた養老川沿いの住宅地では、市営住宅1棟、5世帯ほどが床上浸水し、住民たちが朝からぬれた家具などを外に出すなどの作業にあたっていました。
70代の女性は、「玄関から急に水が入ってきて夜は一睡もできていません。床上まで水が来たのは初めてです」と話していました。
一方、市内各地の道路が冠水してあわせて車7台が水につかり動けなくなったということで、国道のアンダーパス付近では立ち往生した車をレッカーで運び出していました。
けが人はいないということです。