“闇バイト辞めたい”申し出た若者に暴行か 高校生ら4人逮捕

“闇バイト辞めたい”申し出た若者に暴行か 高校生ら4人逮捕

「闇バイトを辞めたい」などと申し出た20代の若者に集団で殴るなどの暴行を加えてけがをさせたとして、18歳の高校生ら4人が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、東京・北区の18歳の高校3年生の男子生徒ら16歳から18歳までのあわせて4人です。
警視庁によりますと、ことし4月、東京・港区の公衆トイレで千葉市に住む20代の若者をバールのようなもので殴るなどの暴行を加えてけがをさせたとして傷害の疑いがもたれています。
この若者は、SNSの闇バイトに応募し、「強盗の運転役」の依頼を受けて、実行役として集められた男子生徒らと行動をともにしていたということです。
何らかの理由で強盗は実行はされなかったということですが、報酬が支払われなかったことを不満に思い、指示役に「辞めたい」と告げて関係者との連絡を断ちました。
その後、知り合いから荷物を受け取る別の闇バイトを持ちかけられ、指示された公衆トイレで待機していたところ男子生徒ら4人が現れて暴行を受けたということです。
4人はいずれも容疑を認め、「指示役から『逃げた運転役と話し合いをしろ。拒否されたら暴行してでも次の現場に連れて行け』と指示された」と供述しているということです。
警視庁は、闇バイトに加担すると犯罪組織から脅されて抜けられなくなってしまうとして安易に加担しないよう注意を呼びかけています。