靖国神社落書き事件 中国人2人器物損壊などの疑いで指名手配

靖国神社落書き事件 中国人2人器物損壊などの疑いで指名手配

先月、東京・千代田区の靖国神社の入り口にある石の柱に赤い塗料で落書きがされているのが見つかった事件で、警視庁は実行役とみられる中国人2人を器物損壊などの疑いで指名手配するとともに、塗料のスプレー缶を購入していた別の中国籍の容疑者を同じ容疑で逮捕しました。

先月1日、東京・千代田区の靖国神社の入り口にある石の柱に赤い塗料で英語で「トイレ」と落書きがされているのが見つかりました。
中国のSNSなどにはスプレー缶を使って落書きをする様子を写した動画が投稿されていて、警視庁は事件に関わった人物の特定を進めてきました。
その結果、事件の数時間後に中国に向けて出国した、いずれも中国籍の董光明容疑者(36)と許来玉容疑者(25)の2人が実行役とみられることが分かり、器物損壊と礼拝所不敬の疑いで指名手配しました。
董容疑者が落書きをし、許容疑者がその様子を撮影していたとみられています。
一方、警視庁は、2人と行動をともにし、スプレー缶を購入していた中国籍で埼玉県朝霞市の職業不詳、姜卓君容疑者(26)を同じ容疑で逮捕しました。
2人との関係などを詳しく調べています。
警視庁は認否を明らかにしていません。