小池氏「熱い思いを届けて頂いた ますます重責を痛感する」

小池百合子さんは、「このたび都民の皆さんの力強いご支持を頂き、3期目の都政のかじ取りをお任せ頂いた。熱い思いを届けて頂いたことでますます重責を痛感するところだ。2期8年にわたりさまざまな政策を達成してきた。改めて都民の皆さんからもっと改革を進め、もっと生活を支えてくれという思いを頂いた」と述べました。
また小池さんは「何度も選挙を経験したが、これまでなかったような選挙戦だった。知事という席をめぐり私を含め56人が立候補という状況で、ポスターの掲示、さらには脅迫を受けたり、街頭ではやじの大合唱があったり、これまで経験したことがないような選挙戦だった。想定をしなかった事態に対しどう法的な課題の整理ができるか、そういった点も今回の選挙を通じて感じた」と述べました。
さらに小池さんは、「いま日本やこの東京にはさまざまな課題がある。物価高、円安も伴って厳しい状況だ。全体としての少子化対策、産業も大きく変わる中、DXをどう進めていくのか。世界と比べても女性活躍の環境は十分ではない。ますます東京大改革、バージョンアップをしていかなければならない」と述べました。
その上で「都民の命と暮らしを守る、さまざまな災害から都民を守る首都防衛。1分1秒も許される時間はなく、どうやって1400万人の都民の命と暮らしを守っていくか、皆さんからの力を得てスピードアップ、バージョンアップしていく。3度目をお預かりするにあたり全身全霊で対応していきたい」と述べました。
また小池さんは「2期8年、都政を預かった。この間、コロナもあった。コロナ禍の中でも都民や医療関係者の皆さんに協力を頂き、5類への移行といったことも含めて、8年間の実績を評価していただいた」と述べました。
その上で「これまでもチルドレンファーストの政策を進めてきた。『018サポート』や高校の授業料の無償化、子育てと教育にお金や負担がかからない東京を目指している。第2子までの保育料無償化をさらに広げ、第1子からという設計を進めていきたい。人材こそ東京の命なので、1人1人の子育て、出産から、その前の出会いもあるが、シームレスな対応をさらに強化していきたい」と述べました。