渋沢栄一の“新一万円札” 埼玉県庁で祝う催し

埼玉県深谷市出身の渋沢栄一の肖像が描かれた新しい一万円札が今月3日に発行されたことを祝おうと埼玉県庁で催しが開かれました。

6日、埼玉県庁で行われた催しでは、渋沢の生家にゆかりがある藍染めのハンカチやポーチなどが入った福袋や、新紙幣をモチーフにした「お札パン」などが販売されました。
また、渋沢が設立に関わった銀行が道徳に基づいた経営を行っていたことから、みずから筆をとり銀行に贈った「道徳銀行」という書が特別に展示され、訪れた人たちが見入っていました。
このほか会場には7日の七夕を前に短冊に願いごとを書くコーナーも設けられ、子どもたちは「しぶさわさんの1まんえんさつがほしい」などと書いてささに飾りつけていました。
さいたま市の中学3年生の女子生徒は、「学校でも渋沢栄一は近代日本を作った人だと習ったので、同じ埼玉出身で誇らしいし、すごい偉人だと思います」と話していました。